「まずい国」と言われ続けたイギリスが汚名返上? 美食化が進んでいる意外な理由 [きつねうどん★]at LIVEPLUS
「まずい国」と言われ続けたイギリスが汚名返上? 美食化が進んでいる意外な理由 [きつねうどん★] - 暇つぶし2ch1:きつねうどん ★
24/07/26 06:31:04.83 IE8w9UqZ.net
心底がっかり…まずい時代
 料理が残念な国、というと、その筆頭に挙げられてきたのが、イギリスでした。確かに、その評価も頷けるところがあったと僕自身、思います。

 僕はクラシック音楽も食と同じくらい好きだったので、パリに住んでいたとき、よくユーロスターに乗ってロンドンまで遊びに行きました。コンサートは素晴らしくても、その前後の食事には本当に困りました。

 そもそも90年代のロンドンには、イギリスならではのおいしい料理は存在しないに等しかった。だから、行くとしたらインド料理か中華料理でした。といっても、今ほどガストロノミーを追求したレストランは、これらのジャンルでも皆無で、あくまでカジュアルに食べられるそこそこうまい料理、といった程度でした。

 ある有名なイタリアンに行くと、パスタは伸びきっていて問題外。魚介はまず間違いなくがっかりするので注文しない。肉は思いのほかおいしいけれど、付け合わせは茹でただけの野菜。味付けがされておらず、自分でテーブルの塩胡椒をかけて食べる、というものでした。

 その当時、唯一イギリスでおいしいと思ったのは、スコーンに添えられているクロテッドクリームくらいです。

 2000年代に入ると、モダン・ブリティッシュ(Modern British)と呼ばれる現代的イギリス料理というジャンルが生まれ、少しずつまともな店が増えてきました。

 ただ、その多くは昔よりおいしくなったね、というレベルで、個人的にはあえて行く価値を感じませんでした。価格も、パリの同じくらいの格式の店のざっくり1.5倍くらいだったので、なおさらです。

イギリスの食シーンを変えた外国人
 2010年代になると、イギリスのレストランシーンは驚くべき変貌を遂げました。その最大の理由は、外国出身者が増えたことではないかと考えています。

 ロンドンには金融街があり、外国人にとって不動産投資もしやすい環境にあるので、ロンドンを中心にイギリスに投資をする人が増えました。また、財を築いたアラブの国々や中国、ロシアなど新興国の人々が、イギリスに長期滞在したり、移住したりする事例も増えました。ロンドンは今や、外国人の富裕層が集まる場所となったのです。

 そして、そういう人たちが、あり余るお金を、家や車だけでなく食にも使うようになった。高級レストランが成り立つための大事な条件のひとつは、その対価を払える人がいるかどうか、ですが、これが満たされたのです。

どんなレストランが注目か
 現在のイギリスは、わざわざ旅をするに値するレストランが何軒もあります。コロナ禍で海外渡航が難しかったときも、比較的行きやすかったので、2020~2021年と連続で2週間ずつくらい食べに行ったんですが、極めて充実した旅になりました。

 今やロンドンには、ミシュランで星を獲得したり世界のベストレストラン50にランクインしたりする店が数多くあります。その多くは、現代的イギリス料理の店ですが、昔の世代のレストランより格段とレベルが上がりました。

 また、インド料理でも、昔は特に料理にこだわりのないカジュアルな店くらいしかなかったのが、洗練された現代的インド料理が生まれたり、本場さながらの郷土料理の店が増えたりするなど、充実が見られます。

 そして、特筆すべきが、地方のレストランです。イギリスのレストランのレベルが上がる中で認識するようになったのですが、もともとイギリスは食材には恵まれていました。

 肉だと、仔羊や鴨、鳩、そしてジビエの雷鳥。魚介だと、アカザエビやドーバーソール(舌平目)。

 もともと食材は良かったのに調理が悪くてそれに気付けなかったのか、それとも生産技術や流通の向上でおいしくなったのかは不明ですが、いずれにしても、今現在は、どれも世界に誇れる食材です。これらを産地の近くで楽しめるのが、地方のレストランなのです。


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