21/06/11 12:08:58.29 CAP_USER.net
【コーンウォール（英南西部）＝板東和正】先進７カ国首脳会議（Ｇ７サミット）が１１日、英南西部のコーンウォールで開幕する。議長国の英国は１０日、開幕に先立ち、サミットで途上国などに対して新型コロナウイルスのワクチンを少なくとも１０億回分提供することで合意する見通しとなったと発表した。
サミットは対面形式で３日間開かれ、最終日の１３日に首脳宣言を採択する予定。新型コロナの流行が続く中、サミットでは、ワクチンが不足する途上国へのワクチン分配が重要課題となる。
英国はサミットで、来年末までにワクチンを全世界で接種可能にするとの目標を提案する方針。１０億回分の提供は目標実現に向けての具体策となる。ジョンソン英首相は１０日、英国が１億回分の余剰ワクチンを提供すると表明した。
また、英政府などによると、サミットでワクチン製造を拡大する計画も打ち出すという。
ジョンソン氏は１０日に発表した声明で、「（余剰分のワクチンを提供することで）新型コロナの流行の終息に向け、大きな一歩を踏み出せる」と強調した。
サミットの１日目は「新型コロナからの回復」を議題にした会合が開かれる予定で、経済対策のほか、ワクチンの分配についても話し合われる。
英国は今回、民主主義国の協力関係を強化するため、オーストラリア、インド、韓国、南アフリカの首脳をゲスト国としてサミットに招く。インドは新型コロナウイルスの国内での感染拡大を受け、オンラインで出席する。
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