21/03/04 21:36:55.60 CAP_USER.net
神奈川県海老名市は４月から、県内１９市で最も安かった小学校給食費を１２年ぶりに１食あたり「３０円」値上げすると決めた。給食の味への不評が聞かれたという同市。今後、県内の市で６番目に高い給食費となり、おいしく栄養豊富な献立に様変わりすることが期待される。
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これまで県内の市で最も単価が低かった神奈川県海老名市の小学校の給食（市提供）
２月２４日の新年度予算案の記者会見で内野優市長が発表した。同市の小学校給食費は単価が平均２３８円。最も高い相模原市の同２７８円とは４０円違った。海老名市は新年度は、給食費の補助として増加分の一部を負担することにして４２００万円を計上した。
市は、保護者に配慮し、消費税率の引き上げや食材費の高騰があっても給食費は２００９年度から据え置いてきた。だが献立の質を保つのは難しく、内野市長は「『海老名の給食の牛丼は実は豚丼だ』とか『カレーに肉が入っていない』などと疑われた」と振り返る。伊藤文康教育長も「教師の間で『まずい』の声が聞かれた」と明かす。試食した保護者にも不評で、１月に実施したアンケートでは、保護者の半数以上が今回の値上げに賛成だったという。
苦戦を強いられていた調理員も給食費アップを歓迎し、「果物や魚の種類を増やし、献立の充実を図れる。オリンピック給食など特別メニューにも挑戦できる」と腕まくりしているという。
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