21/01/15 21:07:11.55 CAP_USER.net
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言を追加発令された福岡県は16日から
飲食店などへの営業時間短縮を要請する。酒類の提供は午後7時までとなり、2次会などでの利用が多い
接待を伴う飲食店は営業自体が成り立たなくなる。要請前夜の15日、九州最大の歓楽街・中洲（福岡市博多区）で働く人たちは
不安に包まれていた。
中洲にあるクラブで働く女性（29）＝同市東区＝は15日、中洲の近くにある夜間保育園「マミーハウス」に
長女（3）を連れてやってきた。前回の緊急事態宣言時は出勤回数が減り、月収が半分以下になった。
ともに来ていた夫（53）も飲食店で夜間勤務の身。生活は共働きでも苦しく、1人10万円の特別定額給付金で
何とか乗り切ったという。
中洲に本格的に客が戻らない中で再び要請される営業時間の短縮に、夫婦の不安は増すばかりだ。
「むしろ中洲は午後8時以降に客が増える。妻の店も休むことが増えるかもしれない」と夫。
自宅で長女と過ごせる時間が増える半面、夫婦の収入は減っていくことになり、妻は「耐えるしかない」と声を落とした。
長女（4）を園に預けに来た中洲のクラブで働く別の女性（27）は「前回の緊急事態宣言の時は
4カ月間収入がゼロになった」と打ち明ける。「時短営業を受けて勤務先が休むことになれば貯金での生活になる。
ただ、前回（の緊急事態宣言）で蓄えが大分減ってしまった」と力なく語り、夜の街へと消えていった。
中洲でスナックを約10年営む高瀬奈美さん（46）は「コロナがこれだけ感染拡大してしまった状況では
時短営業で収入が減るのは仕方がないことだと思う」と語る。「店としては（営業時間短縮要請に）協力し、
一刻も早くコロナを収束させたい」と話し、その先に中洲のにぎわいが戻ることを願った。
夜間保育園に子どもを預ける女性＝福岡市博多区で2021年1月15日午後6時37分
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ソース 毎日新聞 01/15 20:52
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