20/11/24 21:52:23.44 SI3Nr670.net
「人格を否定するような研修」新入社員の自殺で会社側と和解
7年前、新入社員の男性が自殺したのは、人格を否定するような新人研修を行った会社側の責任だとして、遺族が損害賠償を求めた裁判で、24日までに和解が成立したことがわかりました。
これは遺族や代理人の弁護士が、東京都内で記者会見をして明らかにしました。
東京 中央区に本社がある「ゼリア新薬工業」に入社した22歳の男性は2013年の5月、新入研修中に自殺しました。
遺族などによりますと、労働基準監督署は男性が自殺したのは、この研修で講師から、周囲に隠していた「きつ音」を指摘されたり、
人格否定を含む厳しい口調で指導があったりしたことなどが原因だとして、2015年に労災と認定しました。
男性の両親は3年前に勤務先の会社と、研修の委託を受けた会社、それに、講師に対して合わせておよそ1億円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
裁判が続けられてきましたが、弁護士などによりますと、いずれも今月、和解が成立しました。
このうち、研修の委託を受けた会社と講師とは遺族に哀悼の意を示すこと、講師が解決金を支払うことなどで和解したということです。
男性の父親は「研修では大声での発言や全力疾走を求められ、息子のほかにも体調を崩す人が出るなど異常な状態だった。
『ブラック研修』で苦しんでいても、声をあげられない人もいるかもしれないので、警鐘を鳴らしたい」とコメントしています。
一方、「ゼリア新薬工業」は「和解が成立したのは事実だが、その内容については守秘義務があるためコメントは差し控えたい」としています。
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