“先が読める”面白さ 「半沢直樹」は令和の時代劇か 仕事も妻も 男の理想体現 [峠★]at LIVEPLUS
“先が読める”面白さ 「半沢直樹」は令和の時代劇か 仕事も妻も 男の理想体現 [峠★] - 暇つぶし2ch1:峠 ★
20/08/10 16:44:15 CAP_USER.net
 日曜劇場「半沢直樹」(TBS系、日曜日午後9時)の勢いが止まらない。視聴率は初回22%を記録し、
その後も回を重ねるごとに上昇中。絶対に「倍返し」をしてくれるという“先が読める面白さ”は、
勧善懲悪の時代劇が令和を舞台に換骨奪胎された感覚だ。「仕事ができて家に帰れば物の分かった美しい妻。
半沢は昭和の男の理想を体現」と話す専門家も。鬱屈を抱える中堅層のサラリーマンを中心に、
日曜の夜が熱くわいている。

■王道の展開

 「詫(わ)びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ」-。

 ドラマは、大手銀行を舞台に、激しい出世競争や渦巻く陰謀、壮大な復讐劇が描かれる。
7年前の前作最終回では、上層部に歯向かった堺雅人さん(46)演じる主人公、半沢直樹が銀行本流を外され、
子会社の証券会社へ出向を命じられた。「誇張は激しいが、業界のネガティブな一面を映し出しており、
妙なリアリティーを感じた」と話すのは、元メガバンク勤務の50代の男性。

 「サラリーマンが組織で生きていくことの生々しさ」が反映された骨太の物語構成と、
登場人物たちのオーバーアクションが巻き起こす笑いによる緩急が半沢直樹の魅力だ。
シリアスで重厚な物語だからこそ、敵味方がはっきりして個性が単純明快なキャラクターの生きざまが際立つ。

 今作では半沢が、出向先の証券会社で、古巣の銀行が絡んだ大型買収案件の陰謀に巻き込まれていく。

 第2話では、歌舞伎俳優の市川猿之助さん(44)が演じる敵役・伊佐山部長が、銀行本社に呼び出した半沢に対し、
憎々しげな“顔芸”とともに浴びせる「詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ詫びろ」コールが登場。
前作同様にこんな劇画調のアクションが大きく注目を集める。そこはコミカルだが真剣、真剣だがコミカルという
絶妙のさじ加減だ。男性は「エンターテインメントに徹しているからこそ、虚構や誇張もすんなり楽しめてしまう」と満足げだ。

 ただ一方で、「正直に言って、ストーリーに7年前ほどのドキドキ感はない」とも話す。
確かに、毎話のように飛び出す“名言”に盛り上がる一方で、前作以降の「下町ロケット」や「陸王」「ノーサイドゲーム」といった
池井戸潤原作の日曜劇場に慣れ親しんだ視聴者からすれば、なんとなく先の展開が読めるのだ。

 しかし、「今作は前作と違い、先が読めるからこそ“お約束”的な面白さが生まれてきている」と話すのは
同志社女子大の影山貴彦教授(メディアエンターテインメント論)。最後に印籠が出てきて全てを解決する「水戸黄門」や、
必ず手術が成功する「ドクターX」のように、半沢直樹の倍返しも“お約束”や“様式美”として、視聴者に好ましく受け止められている。

 「いわば日曜劇場は『鬱屈したサラリーマンすっきり枠』。この王道の展開から大きく外れないことが、
かえってファンを喜ばせている」

■視聴率、今年のドラマトップ

 この人気は、抜群の視聴率が何よりの証拠だ。

 「倍返しだ!」

 7月19日の初回終盤、もはやおなじみとなった決めセリフを半沢が言い放つと、ネット上では視聴者が
「待ってました!」と色めき立った。ツイッターでは放送中、「半沢直樹」が世界トレンド1位になり、
Yahoo!リアルタイム検索ランキングでは「半沢」が1位になったほど。

 リアルタイム視聴率は前作初回19・4%を上回る22・0%、録画視聴率とも言われるタイムシフト視聴率は13・9%。
重複を差し引いた合計の総合視聴率は33・0%(いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区)だった。
その後もぐんぐん上り調子で、「最終回40%超も夢ではない」(業界関係者)。民放キー局が共同で設けた
無料配信サービス「TVer」(ティーバー)などでの配信を行っていないことも、視聴率上昇に拍車を掛ける。

 一般的に不況や暗い世相の時こそ、復讐(ふくしゅう)や下克上といった物語は好まれる。
今年1月に顕在化したコロナウイルス禍で、在宅・自粛生活も長く続いている。企業の経営状態も、
先行きの不透明感がまったく拭えない。こうした状況の中、撮影の都合で当初4月予定だった放送開始が
3カ月も遅れたことが、視聴率にはかえって追い風になった可能性もある。

>>2以降に続く


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