20/06/06 19:56:50 CAP_USER.net
群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」の着ぐるみを民間イベントに貸し出す事業が９月末で終了する。中の人の身長が高すぎて着ぐるみから足がまる見えになるなど、本来のイメージに合わない利用が散見され、ぐんまちゃんの「かわいらしさ」を守ろうと県が決断した。今後は中の人も含めて県から派遣する。（小山内裕貴）
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着ぐるみの貸し出しを終えるぐんまちゃん（群馬県提供）
県メディアプロモーション課によると、ぐんまちゃんの着ぐるみは現在１８体ある。２０００年から原則１回７日以内、１万３００円（税込み）で民間に貸し出し、その件数は１９年度は７８７件に及んでいた。
ただ、問題もあった。がに股で歩くなど「かわいらしくない」しぐさが報告され、ガソリンスタンドの開店祝いでのぼり旗を全力で振って宣伝するなど“７歳の県宣伝部長”としてはふさわしくない行為も明らかになった。
県は「この状況ではぐんまちゃんのイメージが保てない」（同課）と判断し、ぐんまちゃんの出演は県主催イベントで活躍していた「キャラバン隊」に一本化する決断をした。キャラバンは民間イベントでも予定に空きがあれば出動するが、結婚式といった個人的な行事は対象外となる。
１イベント当たりの出演時間は会場内の移動を含めて原則３０分以内。ぐんまちゃんは「この世に『１体』しかいない」というキャラクター設定になっているので同じ時間帯の派遣はできないが、時間をずらせば、どんなに遠くても「瞬間移動」して出演するという。
派遣の受け付け開始は７月から。費用は無料で、出動日の２か月前までに県の電子申請受付システムで申し込む。
ＳＮＳよろしくね
「ぐんまちゃん」が、公式のツイッターとインスタグラムを始めた。新型コロナウイルスの感染拡大で出演イベントが中止され、今後は着ぐるみの貸し出しも取りやめることから、ＳＮＳ上でファンとの交流を進めていく。
ユーザー名はいずれも「ｇｕｎｍａ＿ｇｕｎｍａｃｈａｎ」。投稿する内容は、ぐんまちゃんが日々感じたことや、県の魅力についての情報など。フェイスブックの公式ページは２０１２年に県宣伝部長就任に合わせて、既に開設している。
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