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「『密閉』『密集』『密接』の3条件を避けるのは当たり前。今は踏み込んで、人との接触を断つ対策が必要」 - 暇つぶし2ch1:特選八丁味噌石狩鍋 ★
20/03/29 11:21:39 CAP_USER.net
★気付いた時には感染爆発、医療崩壊 専門家が危機感深める感染経路不明者の急増
毎日新聞2020年3月28日 18時39分(最終更新 3月28日 23時38分)
URLリンク(mainichi.jp)

 新型コロナウイルスの感染拡大で、東京都や大阪府の感染者のうち感染経路を追えないケースが急増し、警戒感が強まっている。
経路が特定できないと、感染拡大防止のカギとなる「クラスター(感染者集団)潰し」に至らず、
さらに大規模なメガクラスターの発生につながりかねない。厚生労働省や都道府県は、患者の行動履歴の追跡に躍起になっている。

■患者数以上に東京都に衝撃与えた経路不明数

 「深刻なのは、感染経路を追えない患者が10人を超えたことにある」。東京都内で1日の感染確認数が41人に達し、
小池百合子知事が緊急記者会見で危機感を示した25日夜、都の担当幹部は、患者数の多さ以上に、
「感染経路不明」がこのうち13人だったことに大きな衝撃を受けていた。

 今月18日以降の10日間を見ると、24日までは感染者が数人から十人台だったこともあり、感染経路不明の人数は、
日別の確認数に占める割合は高いものの、1ケタで推移していた。
ところが、日別の患者が41人に急増した25日は13人、26日は24人にほぼ倍増。28日も23人だった。

 大阪府でも27日、1日としては最多の20人の感染が確認され、うち18人の感染経路が不明だった。
吉村洋文知事は「今までと少し違う」として、20~22日の3連休に続いて今週末の28、29日、外出自粛を訴えた。

 感染が急拡大する欧米から帰国していたり、ライブハウスや院内感染などクラスター(感染者集団)と関係があったりすれば、
どこでうつされたかを特定できるが、感染源とのつながりが分からなければ、「感染経路不明」となる。

 都によると、都内で感染経路が追えない人が増えている背景の一つに、行動範囲の広い若年層の介在があるとみられる。
感染しても無症状、または軽症で済むことの多い若者たちが、知らないうちに市中で感染を広げた恐れがある。
政府の諮問委員会で、ある感染症の専門家は「パブやクラブでクラスターが出ているが、みんな正直に言わないから(感染経路が)追えない」と述べた。
小池知事が「夜間の外出自粛」を求めているのは、飲食店やクラブに通う若者らの行動を念頭に置いたものだ。

■時間と手間かかる「クラスターつぶし」

 感染経路の追跡は、感染拡大を食い止めるために必須だが、時間と手間がかかる。感染者が確認されると、
感染症法に基づき保健所などが、発症前までの2週間や発症後の行動を患者に聞き取っていく。
「どんな場所に行ったか」「いつ、誰と会ったのか」―などを細かに洗い出していく。

 こうした調査を積み重ねてクラスターや経路を特定。接触者をピックアップして、患者を突き止めたり、
感染疑いの人に自宅待機をしてもらったりすることで拡大の芽を摘んでいく。ただ、1回の聞き取りで患者が全てを話すとは限らないことや、
行動範囲が広い場合があるなど聞き取りの作業には手間がかかる。感染者は高齢者も多く、記憶が曖昧なケースもある。

 マンパワーの不足は深刻化しつつある。都の担当幹部は「一つの保健所の管轄内で1日当たり5、6人の患者が出ると、
感染経路が追えなくなってくる。逼迫(ひっぱく)している状況だ」と明かす。厚生労働省は、保健所の体制強化を指示しているが、
医師や保健師が担う調査には高いスキルが必要という。【内田幸一、津久井達】

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20/03/29 11:21:56 CAP_USER.net
■「感染気付かない人が知らずにうつしている」

 「感染経路がわからない患者が、東京や大阪などで増加している。つながりが見えなければ、
その背景にどれぐらいの規模の感染者が存在しているかを知ることができない」。28日に首相官邸で記者会見した安倍晋三首相は危機感を表明した。

 新型コロナウイルスは感染しても無症状だったり軽症だったりする人が多いことはデータからも裏付けられている。
クルーズ船の感染者を受け入れた自衛隊中央病院(東京都世田谷区)によると、8割の人が入院時には無症状か軽症だった。
感染症に詳しい富山県衛生研究所の大石和徳所長は「感染に気付いていない人が、知らず知らずのうちに他の人にうつしているとみられる」と指摘する。
米疾病対策センター(CDC)が発行する医学雑誌に19日公表された中国での調査をまとめた論文によると、
陽性が確認された人の約13%は、発症前に他者に感染させていた。

 感染した人が潜伏期間を経て発症し、厚生労働省に報告が上がるまで、約2週間かかる。
濃厚接触者として観察対象ではなかった人がこの間に出歩いてうつし、気付いた時にはすでに「オーバーシュート」と呼ばれる爆発的な感染拡大が起きている恐れがある。

■専門家「大規模流行が起こるなら大都市圏」

 その先に待つ危機は、イタリアやスペインのような、患者に十分な医療を提供できなくなる医療崩壊だ。
西浦博・北海道大教授(理論疫学)によると、人口10万人の都市で封鎖のような強い対策を取らずにいると、
流行開始から50日目には1日の新規感染者が5414人に上り、最終的には人口の約8割が感染するという。
病床や人工呼吸器が足りなくなり、適切な治療を受けられなくなる。
西浦教授は「感染経路を追えていない感染者は都市部で多い。大規模流行が最初に起こるとすると、大都市圏だ」と警鐘を鳴らす。

 世界保健機関(WHO)によると、国内の感染者数は27日現在、すでに1300人を超えたが、無症状や軽症で検査を受けていない人もいるとみられ、
「氷山の一角に過ぎない」(感染症の専門家)。いつどこで感染が拡大してもおかしくない状況に危機感を募らせた小池百合子東京都知事は、
周辺自治体も巻き込んで、異例の外出や往来の自粛を呼びかけた。大石所長は「『密閉』『密集』『密接』の3条件を避けるのは当たり前。
今はそれよりも踏み込んで、人との接触を断つ対策が必要で、今が踏ん張り時だ」と訴える。【小川祐希、原田啓之】


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