20/01/14 18:40:21 CAP_USER.net
イランがウクライナの旅客を誤って撃墜したと認めたことを巡り、異例の事態です。イラン国内で政府や最高指導者・ハメネイ師に抗議するデモが連日行われています。
12日、イランの首都テヘラン。ウクライナの旅客機撃墜を隠蔽したとして、政府や最高指導者のハメネイ師に対して多くの市民が怒りの声を上げました。催涙弾でデモを鎮圧しようとする治安当局。厳格なイスラム原理主義のイランで最高指導者への批判は異例です。
当初、墜落の原因を技術的なトラブルとしながら、一転して撃墜を認めたイラン政府。厳しい立場に置かれています。対立するアメリカのトランプ大統領は抗議デモについてペルシャ語でメッセージを送りました。
トランプ大統領:「勇敢で辛抱強いイラン国民へ。我が政権は引き続きあなたたちを支持していきます。抗議活動の行方を見守り、皆さんの勇気に感銘しています」
一方で、12日夜にはイラク北部でも動きがありました。何者かがアメリカ軍が駐留する空軍基地にロケット弾8発を打ち込み、イラク兵4人が負傷しました。そんななか、日本の安倍総理大臣がイランと対立するサウジアラビアを訪れました。民族衣装に身を包んだ安倍総理。実質的な指導者のムハンマド皇太子と砂漠に特別に設置された伝統的なテントで会談し、中東情勢の安定に向けて連携を確認しました。1時間の会談のうち、大半が中東情勢についてだったということです。
また、これに先立ち、首都リヤドでサルマン国王とも会談しました。中東への自衛隊派遣について日本の船の安全確保に向けた情報収集が目的であると説明し、理解と支持を得たということです。
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