18/04/13 14:25:16.33 l+gIrD7N.net
>>1
(つづき2/4)
SNA新基準対応に伴い名目GDPが大きくかさ上げされたのは事実だ。
しかし,それ「だけ」で31兆円かさ上げされた,との認識は誤りである。
専門家の池田信夫氏ですら気付いていないおぞましい事実がある。
これはアベノミクスに批判的な他の専門家達も気付いていない。
今度の選挙は自民党が大勝しそうな勢いだが,
これを全国民が知ったら果たして自民党に投票するだろうか。
結論から言うと,「最新の国際的GDP算出基準への対応」を隠れ蓑にし,
GDPが改ざんされている可能性が非常に高い。私はほぼ確信に至っている。
(中略)
改定によって大きく名目GDPがかさ上げされた。改定前後を比較すると下記のとおり。
名目GDP改定前後比較
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)
平成17年基準(青線)では,1997年度の521.3兆円が過去最大値であった。
2015年度の500.6兆円と比較すると約20兆円もの差がある。
ところが,平成23年基準(オレンジ)では,1997年度がピークであることに変わりはないが,
その額は533.1兆円。
他方,直近の2015年度の数字がなんと532.2兆円になっており,
1997年度とほとんど同じ額になっているのである。
20兆円も差があったのに,改定によってその差が埋まってしまったということだ。
3:Ψ
18/04/13 14:26:16.66 KzICDnRV.net
URLリンク(pbs.twimg.com)
㎞
4:Ψ
18/04/13 14:26:36.22 l+gIrD7N.net
>>1
(つづき3/4)
なぜそのようになるのか。下記のグラフを見ていただきたい。
これは改定によるかさ上げ額を抜粋したものである。
名目かさ上げ幅
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)
アベノミクス開始後の2013年度以降の額が突出しているのが分かるだろう。
2015年度なんて31.6兆円もかさ上げされている。
これはアベノミクス開始直前である2012年度の約1.5倍である。
これをかさ上げ率にしてみると下記のとおり。
かさ上げ率グラフ
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)
アベノミクス開始以降だけ5%を超える高いかさ上げ率を記録しているのが分かる。
問題は,このかさ上げの内訳である。以下,内閣府公表資料から抜粋する。
(中略)
「その他」項目のかさ上げ額グラフ
URLリンク(cdn-ak.f.st-hatena.com)
アベノミクス開始以降の年度が異常にかさ上げされているのが一目瞭然である。
アベノミクスの開始前とは全く比較にならない。
「その他」のかさ上げ額がプラスになること自体,過去22年度でたった6回しかない。
そのうちの半分をアベノミクス以降が占めている。