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「新たな情報通信技術戦略の在り方」について
情報通信審議会 情報通信技術分科会
I-2 産業構造の変革をもたらす人工知能
URLリンク(www.soumu.go.jp)
また、従来の垂直統合型のビジネスは、今後水平分業化が進み、各機能に特化
した事業者の組合せにより実現するようになる。例えば、データ解析をまとめ
て担う事業者や機械学習の機能を提供するクラウドサービス等が出現してきて
おり、アプリケーションに必要な機能を提供するプラットフォームを形成する
ようになってきている。そして、そのプラットフォームに組み込まれる主要技
術である人工知能技術を、いかに低コスト、高性能、高品質に提供できるかが
重要になってくる。
そのため、誰よりも早く、付加価値の高いサービスを創出することが重要で
あり、大手 ICT 企業をはじめ、ベンチャー企業など多くの企業が、鍵を握る人
工知能技術に多額の投資を行い、開発に全力を挙げて取り組んでいる。
このように人工知能技術の現実社会での利活用に向けて様々な動きが活発化
し、産業構造が大きく変わりゆく中で、人工知能技術の分野で世界に遅れを取
るということは、今後我が国の産業が世界に互していく、あるいは台頭するた
めの「足がかり」を失うということを意味する。
急速な少子高齢化に伴う様々な社会的課題に他国よりいち早く直面する、い
わば「社会的課題先進国」である我が国が、最先端の人工知能技術を早急に確
立し、それを活用した新たなサービスを世界に先駆けて創り出し、国内での課
題解決につなげるとともに、その実績を世界市場にどの国よりも早く展開する
ことが、我が国の国民はもちろん、世界中の人々の豊かな生活と、将来にわた
る我が国の産業の発展を実現する上で絶対的に必要な条件となるものであり、
我が国の国民が総力を挙げて取り組むべき喫緊の命題である。