15/04/07 16:34:32.41 WG2hkcTk0.net
英語ロジカルリーディングの横山雅彦part2
スレリンク(juku板:957番)
957 :名無しさん@お腹いっぱい。:2014/10/03(金) 21:55:37.20 ID:TIUWThTj0
【補足】
・「前置詞+名詞は修飾語(=文型の要素にはならない)」
・「前置詞の付いていない冒頭の名詞が主語」
・「この他動詞の―ed形には目的語がないので動詞ではない。
よってこの―ed形は過去分詞で、前の名詞に係る」
こういう今では当たり前の構文分析は、構文主義以前はなかった。
構文主義以前は、暗記した単語、熟語、文法、慣用構文などを英文にあてはめて訳す、
という単純な指導法が主流だった。よって京大や(かつての)東大が出題する複雑な構造
をした英文の和訳問題を解答するのは至難のわざだった。
現在のような簡単な構造の英文を大量に読ませるのとは違い、少量の複雑な構造の英文を読ませ、
理解できるかどうかを試すのが主流だったかつての大学受験においては、
「あてはめ」で複雑な英文の構造を理解するためにはかなりの訓練に裏打ちされた慣れが必要であり、
この方法論は英文の文法構造が複雑になればなるほどやはり限界があった。
そこで登場したのが伊藤和夫の構文主義。暗記した文法や構文をただあてはめるのではなく、
センテンスを理論的に分析することで暗記に頼らずに思考によって英文の構造を見抜き、
それを和訳に繋げ、点数へと結び付けられる、ということで当時の受験生に大絶賛された。