18/06/27 16:47:53.47 cyzC6+nx.net
平昌五輪のフィギュアで疑惑の採点。中国人ジャッジが処罰された裏事情。
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ジャッジの匿名制度が廃止されたために露呈。
今回中国のジャッジを罰したのはISUの中でも「Disciplinary Commission(懲戒委員会)」と呼ばれる機関だ。
フィギュアスケートに限らず、ISU傘下のスピードスケート、ショートトラック、フィギュアスケートとアイスダンス競技に関わる全てにおいて、違法行為への処分の決定をする機関である。
この懲戒委員会は立候補制でISUの選挙で選ばれ、現在のメンバーはオーストリア、ドイツ、オランダ、カナダ出身の4人。ドーピング違反選手の処分、ジャッジ間での裏談義などISUの倫理に反した行為に対する処分もここが決定する。
だがナショナルバイアスでジャッジが処分されたというのは、筆者が知る限り今回が初めてのことである。
「2017/2018年にジャッジの匿名制度が廃止されたため、どの国のジャッジが各選手をどのように採点したかということが一目でわかるようになった。そのため、バイアス採点が把握しやすくなったのです」と前述のISUメンバーが説明する。
2018年6月にセビリアで開催されたISU総会で、バイアス採点に対する明確なルールが設置された。
だが平昌オリンピックはこのルール設置以前のことで、他のISUメンバーの告発により懲戒委員会が動いたのだという。
自国の選手に突出した高い点を与えただけでなく、ライバルとなる選手の評価を意図的に低くしたとして摘発されたのである。
男子シングルのジャッジだったチェン・ウェイグアンは2年間のジャッジ資格停止と、2022年北京オリンピックのジャッジパネルに入ることを禁じられ、ペアのジャッジだったフアン・フェンは1年間の資格停止処分となった。
ところが……今回の件に賛否両論の海外メディア。
さて実はISUのこの処分、欧米のスケート専門メディアの反応は冷たい。
その裏には、実は平昌オリンピックでのこうしたバイアス疑惑のある採点は中国だけではなかったという事情がある。