21/03/13 12:53:24.49 OlR9kH9V.net
「女子東大生」が少ない本当の理由は何か?
東大のホームページを見ると、大学自身は女性を増やそうと懸命だ。
地方の高校での広報活動を強化し、女性用の住居支援なども進めている。
しかし、なかなか「2割の壁」は越えられないそうだ。
韓国のソウル大学も1990年代までは女性の比率が2割を下回ることが多かった。
2000年代に入って急に4割になったのだが、これは入試制度の変化と一定の関連がある。
韓国の入試制度はとても複雑だが、大まかに言うと90年代後半に「定時入試」のほかに「随時入試」ができた。
定時はいわゆる一発勝負の試験。随時は日本でいうAO入試や推薦入試に近く、高校3年間の成績が大きな影響を与える。
ソウル大学における随時入試の割合は96年には1.4%だったが、02年には28.8%へと大幅に増えた。
そして合格者の女性比率は、まさに随時入試が大幅に増えた直後の03年頃から、それ以前の2割から4割に跳ね上がり、その状況がずっと続いている。
また、最近でも、女性の合格率は毎年、定時入試よりも随時入試のほうが10ポイント以上高いことが多い。
<入試方式との因果関係が>
アメリカの入試方式も高校時代の成績を重く見る。一発勝負の試験だけでなく、高校時代の地道な努力の結果をより反映させたほうが、多様な学生がトップ大学に入りやすくなり、ひいては女性比率の向上にも貢献する、という因果関係に不思議はない。
ソウル大学では随時入試で合格した学生のほうが、入学後の成績も良いという研究もある。
東大にも学校推薦型選抜があり、やはり女性の合格者比率は4割を超える。
しかし、その合格者数は約3000人の総定員に対して男女計でも約90人、3%に満たない。
結論は教育専門家の判断に任せたいが、もしも入試方式と女性比率に因果関係があるのであれば、「2割の壁」は女子学生のモチベーションや社会全体の認識の問題ではなく、ただ増やす決断をしていないことによる「壁」だったということになる。
(ニューズウィークス日本版の記事から)
URLリンク(www.newsweekjapan.jp)
東京大学も学校推薦型選抜の入学者の割合を50%程度にすれば、女子学生は増える。
さらに公立高校出身者の割合はさらに増加する可能性はある。