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新人警察官が配属2か月めに署内トイレで拳銃自殺―
「息子は警察に殺された」現職警官・父が語る、愛知県警のイジメ体質
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父のように警察官になって社会のために働きたい―幼いときからの望みどおり、米山雄司さんは愛知県警に入った。
だが、警察署に配属されて2ヶ月後の2010年11月29日、署内で拳銃自殺した。享年24歳。
悲嘆に暮れる両親の前に浮かびあがったのは、「イジメ」疑惑だった。
ささいなミスで長時間罵倒する、公衆の面前で数百回の腕立て伏せをやらせる、眠らせない、
私物をひっくり返す、執拗な退職強要―“心ある警察官”から、匿名の内部情報がもたらされたのである。
だが愛知県警は、一般社会では明らかにパワハラとみなされるような数々の事実を認めながらも、
「本人の出来が悪いのが原因だ」と責任を全面的に否定。死人に口なしと言わんばかりの冷淡な態度に、
両親は無念と怒りを募らせ、国賠訴訟という戦場で戦いをはじめた。
【Digest】
◇ 幼いころからの夢は実現したが…
◇ 日ごろからいじめ訴え--胸騒ぎがした
◇「心ある警察官」からの手紙
◇ 内部調査が裏付けたおぞましい日常
◇ いじめはなかったという愛知県警
◇“悪いのは自殺した警官”と法廷で公言