08/03/23 11:29:44 ZPNNJd7+0.net
とある日あおいぬは、自主トレを終え帰る準備をしていた。
彼が一人で駐車場に向かっていると、一組の夫婦が彼に話しかけてきた。
夫婦はあおいぬの今までの功績をたたえた後、自分の娘は重い病気にかかって死に掛けているが、
お金がないために、手術をする事ができないのだと彼に伝えた。
それを聞いて哀れに思ったあおいぬは「これが子供のために役立てば良いのだけど」
といって、1億3000万円の小切手を夫婦に渡した。
翌週、彼がはってん場でトレーニングをしているとふぇいかーがやって来た。
「先週、駐車場にいたサポーターが、あおいぬさんが中年の夫婦に会っていたと言っていましたが・・・」
あおいぬはうなずいた。「実は」とふぇいかーは続けた。
「あの夫婦は有名な詐欺師で病気の女の子なんていないんです。あおいぬさんはだまされたんですよ」
「じゃあ、死に掛けている女の子なんていないの?」
「そのとおりです」
すると、あおいぬは笑いながらこう言った。
「そうか。そいつは今週で一番の良い知らせだ」