21/07/14 23:49:05.22 XHGt3caN0.net
竹宮「少女読者が好む女というのがどうしても描けない。リアルに本物を描いてしまうみたいで…」
光瀬「描けないはずはないのよ。(※冒頭1p目で普通に考えれば少年より少女の方が描きやすいはず、と光瀬は発言している)それよりもあなたにとってタブーになってるんだな。」
竹宮「そうかなーって気がするけど。」
光瀬「いや、これは一人の読者としていわせてもらうと、けんらんたるラブストーリー描いてみたらいいんじゃない。あなたにとって本当の脱皮というのは、それだと思うよ。」
竹宮「なんとなくそういう気もしてるんですけど、いつかね、といいながら。(笑)」
光瀬「SFであろうがなかろうが、読者として贅沢言えばSFでなく…」
竹宮「新しい分野を開拓し、自分が開かれていくことには興味があるんです。
自分がどうなって行くのかということに。そのために描いているのかも知れない。マンガを描いていなかったら、現実にそれを切り開いて行くでしょう。」
光瀬「そうだね…」
竹宮「だから少年愛を描く作家だと言われるのが一番いやだと思います」
光瀬「そうだろうね。ところで、最後にもう一つ苦言を言わせてもらうと、読む人がいなければ描かない、というような人はストーリーテラーでなければダメですよ。見せるための作品だからね。
人に見せるための作品だったら、技術的にも高度でなければね。よき、ストーリーテラーになってください。」