21/07/15 07:00:45.90 8BEtm8vb0.net
>>126
原作『百億』は宗教・哲学や宇宙論の観念的議論も多くて
それが魅力のひとつだけれども、それは目に見えないものなので絵にはし難い
萩尾さんは『百億』の主題を理解してたうえで、視覚的に表現できる限界に挑んだ
その限界点は、光瀬先生が「描き得る」と考えていたものより深くて、先生も大満足だった
『銀の三角』でいうと、世界観や時空論を文字ではなく絵でどう表現するか工夫されていて
小説表現とマンガ表現の違いを熟知したからこその描き方だと思う。そのためには確かに勉強になったろうね
一方、光瀬先生にもいい経験になったようで、阿修羅王のスピンオフ短編書いたり(萩尾版イメージ濃厚)、
萩尾さんと『宇宙叙事詩』を創出したりしてますね