美輪明宏って同じ話しかしてないわよね 第二話at GAYSALOON
美輪明宏って同じ話しかしてないわよね 第二話 - 暇つぶし2ch620:陽気な名無しさん
18/04/12 00:07:23.10 sMOKH9On0.net
でも、その後のお話で、私と同棲しても家の財産が入らないことを知ると彼は急に、掌を返したように冷たくなりました。
月が経ち、日が経ち、そのうちにとうとう彼は、私を殴る、打つ、蹴る・・・!私の身体は痣だらけになってしまいました。
すっかり失われてしまった彼の微笑みを取り戻したいばっかりに、私はお決まり通りに、転落の詩集を綴って、彼に言われるまま、公園に立つオカマになってしまった・・・。
来る夜も来る夜も、汗と油の匂いのちがう男たちに抱かれて、ぼろくずのように疲れた身体を引きずって家へ帰ると、彼はその日の稼ぎをあらためるとにっこり笑って私とやる。
ああ、それでも良かった、別れるより・・・!
あれから何年経ったことだろう・・・。
爪に火を灯すようにして貯めたお金で、念願のヤリ部屋を繁華街に開くことができた。
やっと手に入れた自分の店のサウナをピカピカに磨き上げる。タイルも、鏡も。
・・・でも、その鏡には小皺の寄った初老のオカマの姿が映っている・・・。
あらまあ、いつのまにこんなに老けてしまったのかしら・・・。まあいいわ。私は自分の青春と引き換えにやっとまともな人生を手に入れたんだから。
彼がオーナー兼受付。私はマダム兼三助さん。
彼もめずらしくよく働いて。私も一生懸命働いた。昔の仲間たちも大勢お客様を連れてきて乱交してくれた。お店は大繁盛。人生すべて大好調。バンザーイ!
でもね、世の中ってそう上手くできてないのよね。
ある日、アメリカの観光客が入ってきて、その中の金持ちのいたずら青年が彼をからかっている。
彼は彼で、すっかりいい歳だというのに、まだ昔の色男気取りが抜けてなかった。
そして挙句の果ては、私を捨ててその青年と一緒になってアメリカ行って同性婚するんだって言う。
「馬鹿ねあんた。何言ってんのよ。鏡を見てごらんなさいよ。若者に本気で惚れられる顔だと思ってんの?目の下の隈、突き出たお腹、その禿げ頭。
あんた、からかわれてんのよ。向こう行ったら捨てられるわよ。そんな馬鹿なことばかり言ってないで。やっと私たちのヤリ部屋持てたんじゃないの。
二人で一生懸命働いて、お金のこして、ね。仲良く暮らしましょ。ねぇ、せっかくここまで来たんじゃないの。お願い、どこへも行かないで。私を捨てないで・・・(パンッ!)
痛い!」
彼は笑って返事もしない。一体私、今まで何をしてきたの。
そして今日、西陽の射す夕方。彼を送りに、港まで来てしまった・・・。


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