20/07/09 22:28:27.50 qBMS0/uH0.net
>>349
続き↓
最後、エアリスの最後のイメージを見せられます。星を救った彼女の潔い犠牲。クラウドの言った"最後笑っていた"というのは祈りが星を救うことをエアリスは知っていたからなのです。エアリスは彼女が象徴となるこの命は本当に死ぬわけがないと知っていたのです。
残る疑問はラストの短い間で答えがでます。レッド13と2匹の子供が新しく生まれ変わった世界を駆け抜けていく。岩壁の先からナナキは彼の子供たちに緑に 覆われたミッドガルの今を見せるのです。鳥が飛び、ロゴが意気揚揚とスクリーンに映し出され、スクリーンが星の表面へフェイドアウトするとき後ろ髪がひか れる子供たちの笑い声が聞こえます。
人類はホーリーで救われたのでしょうか? この質問は単独で様々な論議でうめつくされるでしょう。人類が生き延びたという物的証拠はありませんが、無邪気 な子供たちの笑い声は人類が忘れられてはいない、ということを明らかにしてますね。ミッドガルの在りし日の最後のイメージ、ついに自然により破壊された最 後の一番大きな人類のとりでの崩壊はどんな説明よりもそのことを語っています。
そして、キャラクターたちはどうなったのでしょう?言ってしまえば、たいした問題ではないのです。それはゲームの中身を通じての彼らの成長ではあり、重要 ですが。ファイナルファンタジー7の主なストーリーは星の闘いなのです。それぞれのキャラクターに焦点をあわせることは、最も重要なテーマから注意をそら すことになったでしょう。
『星より大切なものはない。命より大切なものはないのです。』
FF7のストーリーは、従来のゲームのものよりもっと複雑で大人っぽいものになっています。それでエンディングもそれにあわせて複雑で大人っぽいものになっている。それだけのことです。
文字通り、ありのままのエンディングはゲームの正当性を欠くようになってしまったことでしょう。ファイナルファンタジー7の象徴的なエンディングは完全にストーリーのテーマを受け入れられるものであり、また強調するものでもあるのです。