17/01/17 21:25:37.31 tgRf4hCzO
>>150
小屋の中では、ゴーヤ一家が食事をしていた。
段ボール箱の上には、残飯の入った欠けた茶碗やプラスチックのトレーが置かれており、
その周りをゴーヤたちが囲んでいる。
私は、一番近くにいた体の大きなゴーヤを捕まえると足蹴にして、薄めたでちコロリの入った瓶を服のポケットから取り出して
中の液体をゴーヤの足に垂らした。液体が触れるとゴーヤの足から煙が上がり、ゴーヤは大きな悲鳴を上げる。
「やめてくだち、ごーやに乱暴しないでくだち」
もう一体の大きなゴーヤが土下座して懇願する。土下座するゴーヤの周囲にいる子ゴーヤと赤ごっぱは
このゴーヤ二体の子どもだろう。ゴーヤは雌雄同体なため、2体以上いれば繁殖できるのだ。
「いいかお前ら、俺の言うことを聞けでないとこいつを殺してお前らもひどい目に遭わせる」
私はそう言いながらゴーヤを踏みつける力を強くする。ゴーヤの情けない悲鳴が実に心地よい。
ふと、ゴーヤのわきで震える子ゴーヤに目が行った。まずはこいつで遊ぼう。
「おい、そこの子ゴーヤ」
「で、でち……。なんでち?」
「お前のそばにいる赤ごっぱと殴り合いをしろ、でないとこうだぞ」
ゴーヤのもう一方の足にもでちコロリを垂らすと、ゴーヤはさらに苦しそうなうめき声を上げる。
「うう……、赤ごっぱちゃんごめんなちぃ。ごめんなちぃ」
子ゴーヤは泣きながら一体の赤ごっぱの顔を殴る。赤ごっぱはどうして殴られたのか理解できないので当然子ゴーヤに反撃する。
実に間抜けな構図のボクシングが始まった。それを見ているしかない親ゴーヤと他の赤ごっぱは皆泣いている。
これは実に楽しくなってきた。次は何をしようか。
つづく