16/12/14 11:08:40.98 2/ggo0KZM
オリョール海のある場所にでちでちアイランドというふざけた名前の島があった。
そこはオリョクルを嫌がって脱走したゴッパたちの楽園であったが、元帥派が見逃すはずもなかった。
•海軍本部での会話-
やらない夫元帥「全く困ったものだろ。あの珍獣どもに楽園など存在してはいけないというのに」
元帥派幹部A 「どうします?あそこのゴッパどもを殺せば愛護派への見せしめにもなると考えますが」
元帥派幹部B 「ほうっておくのも手ではないでしょうか」
長官 「いやほっといたらゴッパどもが幸せに暮らしちゃうよ?おまけにあそこには愛護派も集い始めてるらしいし、聖地化・要塞化されるのは厄介だと思うよ?」
元帥派幹部B 「なるほど、失礼しました。では手っ取り早く纏めてあれで消し飛ばすとしましょう。」
やらない夫元帥「よしわかったその案を採用するよ。」
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•数日後、でちでちアイランド-
ゴーヤA「あ、何かが来たでち!」
愛護派A「輸送機だよゴーヤちゃん!」
ゴーヤB「きっと可愛いゴーヤ様のためにご飯を持ってきたんでちぃ!」
ゴーヤC「でちち♪ご飯ご飯♪」
ゴーヤA「あれはご飯さんでちぃー…」ジュッ
やらない夫元帥が台湾の飛行場より向かわせた無人機の動作は完璧だった。
目標の1万メートル上空ぴったりで、それは、爆破した。
米国が持て余していた原子爆弾だった。
あるゴーヤは一瞬でもの言わぬ炭になり…またあるゴーヤは爆風で崩れた岩に飲み込まれて死に、またあるゴーヤは愛護派とともに爆炎に巻き込まれて息絶えた。
ひとつの島が、それで吹き飛ぶ。世界中の地震計は全てが反応するだろう。もっとも元帥派が根回ししているので誰も気にすることはないが。
そして、化け物のような雲の柱が徐々に上へ上へと上がる。それは不気味ながらも美しい光景だ。
数分後、無人機から作戦成功の報告が入る。
元帥派本部では歓声が上がった。
終わり