16/10/26 11:36:10.44 ZnhPPmudZ
>>522
俺から渾身のビンタを食らった子ゴーヤは絞り出すような声で絶叫を上げた。
「でっちゃああああああああああああああ・・・いだいよぉー!ごーやが何をしたんでちぃー!?」
「お前のせいでせっかく書きかけだった書類が滅茶苦茶になったんだよ!一枚描くのにどんだけかかると思ってるんだ?オイ!」
「でちゃ?ごーや、書類さんってなんだかわからないでち。おいしいものなんでちか?」
一瞬静寂が走る。そこにいた子ゴーヤ以外のみんなは、これを聞いて開いた口がふさがらなかった。
ここまで馬鹿だとは…。いったいこいつの親は何を教育してきたのだろうか。
「私が貴様の足りない頭にもわかるように教えてやる」
こういうと長門が子ゴーヤの前に現れた。
「これは我々の上官から信頼と責任をもっていただいた物なんだ。これが来なくなったら我々は野垂れ死にするんだぞ?」
「でちちゃ?何言ってるのかさっぱりわからないでちね、上官さんっていったいなんでち?」
「そうかそうか。ならば私が貴様にもわかるように教育してやろう」
そういうと、長門は子ゴーヤに俊敏な足さばきで足払いをかけひっくり返し、
そのまま、足をつかんで宙づりにした。
「提督、大淀、付いてきてくれ。今からこいつにもわかるような教育をするぞ」
「わかった、では向かおう」
「ああそれと大淀、お前はこれを持ってきてほしい」
そういうと長門は大淀にそっと耳打ちした。
「ウフフッ…。わかりました。先に向かっていてください。すぐ向かいますので」
大淀は不気味にほほ笑んだ。
こうして俺と長門は先に鎮守府の庭へと向かうことになった。