艦隊これくしょん~ゴーヤをいじめ隊part28at GAMECHARA艦隊これくしょん~ゴーヤをいじめ隊part28 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト401:名無したんはエロカワイイ 16/09/26 20:57:58.83 3SgYAJG7J しかし、いつまでも楽しんでいる場合ではない。嵐が爆雷を投げ込むせいで煙がもくもくと沸き立ってきている。 今はまだいいが、これに有毒ガスでも含まれていてこっちまで被害を受けたら大変だ。ここらで止めさせなくなくては。 「よし。そこまでだ。ストップしろ」 「え~、もうちょっとやらせてくれよ。ちぃちぃ言いながら逃げまくるのが見ていて面白すぎるんだけど…」 「それはこっちもそうだが、さっきから煙が出まくってるだろう。これに有毒ガスが含まれていたらこっちもやられてしまうぞ!」 「…わかった。司令」 聞き分けのいい子でよかった。…これがあの珍獣ではこうはいくまい。 私は嵐を帰らせた後、ドアを開けて廊下に出、消火器を物置から持ってきて、再び戻ってドアを閉めた。 消火器のピンを外し、ノズルを握ってレバーを引き、アクリルケースめがけて消火を始める。 煙がそこそこ部屋の中に充満したが、地下室なので煙が出ていきづらい。なので特製の換気扇も「強」で回した。 10分ぐらいしたころだろうか。ようやく煙も薄らいできたので、私は換気扇を弱めた。。 赤ごっぱ達もようやく嵐の手による爆雷攻撃が終わったのはわかったらしいが、まだ何かされるかもと思ったのか、 1匹も起き上がらず、床に伏せたままだった。 消火器の中に入っていた消火剤の重曹が目に入ったのかもしれない。あれは目に入ると痛くて堪らないのである。 見ればどの赤ごっぱも焼けこげだらけだった。まだ赤ん坊のせいで皮膚が弱いこいつらに、この攻撃は相当堪えただろう。 ふと見ると、2匹の赤ごっぱが折り重なるようにして倒れていた。番号を確認すると5号と8号だった。 どうやら逃げきれずに爆雷の直撃を食らったらしく、5号は頭が吹き飛び、8号は手足の関節があらぬ方向に曲がっていた。 「チィ……チィィ……」 2匹の死に気づいたらしく、どこかからすすり泣きが聞こえた。どいつか知らんが、恐怖と惨めさに耐えかねて泣き出したようだ。 「チィチィ……」「チィィ……」 それはあっという間に伝染し、13匹の赤ごっぱはうつ伏せのまま、めそめそ泣き始めた。 「おいおい、いつまでも泣いてるんじゃねえぞ。お前らもこうなりたいのか?」 私はケージの外から手を伸ばし、ゴミばさみで5号と8号の焼死体をつまんで、赤ごっぱ達の真ん中に放り入れた。 「チッ!?……チィィー!!」 「デチャベッ!!!!?」「デッッッッデチャァァァァアァアァァァ!!」「デビィー!」「デヒィィー!」 赤ごっぱ達はわらわらと逃げ出し、ケースの隅の方に固まってプルプル震え出した。 よく見ればイヤイヤしながら涙を流す10号の足元にチョロチョロと水たまりができた。恐怖で失禁したと見える。 「おい、トイレは砂箱にしろって言っただろうが、ちゃんと言いつけは守れよ」 私はゴミばさみで10号の首根っ子をつかんだ。 「デヂッ!?」 悲鳴を上げる間も与えず、俺は10号の顔面で奴がたった今漏らした小便の上をゴシゴシ拭いた。 「デチィィー!!デッピィィーー!!」 雑巾代わりにされて泣き叫ぶ10号の顔は、擦り剥いた傷と焼けこげと涙と小便でグシャグシャだ。 普通の人間だったら、憐れみや同情を感じたかもしれない。だが俺は逆に、背筋ゾクゾクするのを覚えた。 解放してやると、10号は顔をさすりながら「チィーーー!」と再び声を上げて泣き出す。 その周りに3匹ほどの赤ごっぱが集まり、「大丈夫?」とでも言いたげに顔の傷と汚れをペロペロ舐め始めた。 他の連中は、それぞれ自分で焼けこげだらけの全身を毛繕いしていた。その顔は一様に暗い。まあ当然だが。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch