16/09/02 00:37:05.09 2d01+yHsy
「おい、俺の言葉が聞こえるか?聞こえるのならこっちにこい、さっさとしろ」
「チィ…ナ‥ンデチ?…」
「この赤ごっぱのムース入りの燃料タンクを持って、作業機械に給油しろ。5分以内でやれ。できなかったら飯は抜きだ」
「…ワカリ…マチタ…シマチ‥…チィ‥」
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(( -―-.(ソ うんしょ、うんしょ
/::::::::::::::::::::::゚丶 ヒック……ヒック…
/::/レヘ::::;ヘ:::::i::::::|
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ji::〈# ヘi;(υ/::::::|
V`ゥrr-.rュイ人人
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同胞を目の前ですりつぶされた上に大変重いタンクを二個も持たされた子ゴーヤは、心の痛みとタンクの重さに運搬しながら泣いていた。
「デッチィィ…ココロノイタイノイタイノ‥‥トンデカナイヨウ・・・チィ」
なお、この子ゴーヤは、村では滑り台で遊ぶことが大好きだったが、もうそんなものは今は昔の話。
ちなみに苦瓜教徒は全て元帥派の作った収容所で再教育と、人格改造マシンで徹底的に洗脳されてしまったため、今や元帥派の忠実な親衛隊となってしまっていた。
ここで監督をしている兵士の中にも元苦瓜教徒が何人もいて、ゴーヤたちは豹変ぶりに当惑・恐怖しながらも作業を続けている。
キス島要塞が完全に完成するまでこの強制労働は続く予定となっており、生き残ったゴーヤは食肉加工場で解体後、わずかばかりの資源にしてから焼却処分になる予定である。
終わり