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「ふざけるな…くそ、どういうことだ?ここは苦瓜教団が経営する施設だ。元帥派は壊滅したって聞いたぞ。こんなことしていいと思ってるのか?」
私は精一杯浄化部隊体長に食って掛かったが、こう帰してきた。
「残念だが情勢が変わってね、お前らの最大のスポンサーだった自称大元帥と、明治大帝の霊が下りてきたとか自称していたイタコ、
ナチの工作員どもは皇道派のクーデター以降、上層部から一掃され、元帥派は完全復活した。こんなところで無駄な税金をつぎ込んでるお前らのほうがこっちから言わせればよっぽどふざけているぞ」
「そん・・・な・・・」
そう言うと隊長は私を一列に並ばせるよう部下に指示した。私は必死に抵抗したが、銃座でたたかれ強制的に立たされた。
それからほどなくして銃声が一発轟き、私は頭に強烈な衝撃を受けた。急速に薄れゆく意識の中、心の中にはゴーヤを救えなかった自責の念のみが去来していた。
完