16/04/25 22:47:01.96 qw5CvndVM
翌朝、身体中ボロボロのゴーヤが玄関前で震えていた。「デヒィ…デヒィ…チヒィ…」とうなっている。
身体に触れてみると熱い。計ってみると40度近い熱を出していた。
昨日身体を冷やしたせいで熱が出たらしい。この分じゃ破傷風かもしれない。
ゴーヤは俺を見ると眼を潤ませながら「デヒィ…デヒィ…どうか…どうか助けてくだち…てーとく…どうか…」と言ってくるが、俺は意地悪な笑みを浮かべながら、
「まだ体にヘドロが薄くついてるし、水着も見つけてないからもダメだ。さあ、さっさと探して来い」と言ってやった。
それを聞いたゴーヤは泣きながら息も絶え絶えにフラフラとした足取りで水着を探しにドブ川へ向かうが、途中で力尽きて倒れて気絶した。
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俺はそこでようやくゴーヤを拾って、バケツをかけるためにドックに向かう。
こんな面白いおもちゃが簡単に死なれたら面白くないからね。 生かさず殺さずじゃないと。
もちろんバケツをかけたら再度探してもらうが。食事は見つけるまで勿論やらない。
あそこまでふざけたことを言ってくれた奴にやる飯や寝床なんかあるものか。
完