21/06/09 22:07:35.28 g0znu/HZu
+基本ルール+
・参加者全員に、最後の一人になるまで殺し合いをしてもらう。
・参加者全員に、<ザック><地図・方位磁針><食料・水><着火器具・携帯ランタン>が支給される。
また、ランダムで選ばれた<武器>が1~3個渡される。
<ザック>は特殊なモノで、人間以外ならどんな大きなものでも入れることが出来る。
・生存者が一名になった時点で、主催者が待つ場所への旅の扉が現れる。この旅の扉には時間制限はない。
・日没&日の出の一日二回に、それまでの死亡者が発表される。
+首輪関連+
・参加者には生存判定用のセンサーがついた『首輪』が付けられる。
この首輪には爆弾が内蔵されており、着用者が禁止された行動を取る、
または運営者が遠隔操作型の手動起爆装置を押すことで爆破される。
・24時間以内に死亡者が一人も出なかった場合、全員の首輪が爆発する。
・日没時に発表される『禁止技』を使うと爆発する。
・日の出時に現れる『旅の扉』を二時間以内に通らなかった場合も、爆発する。
・無理に外そうとしたり、首輪を外そうとしたことが運営側にバレても爆発する。
・魔法や爆発に巻き込まれても誘爆はしない。
・首輪を外しても、脱出魔法で会場外に出たり禁止魔法を使用することはできない。
+魔法・技に関して+
・MPを消費する=疲れる。
・全体魔法の攻撃範囲は、術者の視野内にいる敵と判断された人物。
・回復魔法は効力が半減。召喚魔法は魔石やマテリアがないと使用不可。
・初期で禁止されている魔法・特技は「ラナルータ」
・それ以外の魔法威力や効果時間、キャラの習得魔法などは書き手の判断と意図に任せます。
3:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:08:16.67 g0znu/HZu
+ジョブチェンジについて+
・ジョブチェンジは精神統一と一定の時間が必要。
X-2のキャラのみ戦闘中でもジョブチェンジ可能。
ただし、X-2のスペシャルドレスは、対応するスフィアがない限り使用不可。
その他の使用可能ジョブの範囲は書き手の判断と意図に任せます。
+GF継承に関するルール+
「1つの絶対的なルールを設定してそれ以外は認めない」ってより
「いくつかある条件のどれかに当てはまって、それなりに説得力があればいいんじゃね」
って感じである程度アバウト。
例:
・遺品を回収するとくっついてくるかもしれないね
・ある程度の時間、遺体の傍にいるといつの間にか移ってることもあるかもね
・GF所持者を殺害すると、ゲットできるかもしれないね
・GF所持者が即死でなくて、近親者とか守りたい人が近くにいれば、その人に移ることもあるかもね
・GFの知識があり、かつ魔力的なカンを持つ人物なら、自発的に発見&回収できるかもしれないね
・FF8キャラは無条件で発見&回収できるよ
+戦場となる舞台について+
・このバトルロワイアルの舞台は日毎に変更される。
・毎日日の出時になると、参加者を新たなる舞台へと移動させるための『旅の扉』が現れる。
・旅の扉は複数現れ、その出現場所はランダムになっている。
・旅の扉が出現してから2時間以内に次の舞台へと移らないと、首輪が爆発して死に至る。
現在の舞台は闇の世界(DQ4)
URLリンク(www43.atwiki.jp)
地図CGIはこちら
URLリンク(r0109.sitemix.jp)
━━━お願い━━━
※一旦死亡確認表示のなされた死者の復活は認めません。
※新参加者の追加は一切認めません。
※書き込みされる方はCTRL+F(Macならコマンド+F)などで検索し話の前後で混乱がないように配慮してください。
※参加者の死亡があればレス末に、【死亡確認】の表示を行ってください。
※又、武器等の所持アイテム、編成変更、現在位置の表示も極力行ってください。
※人物死亡等の場合アイテムは、基本的にその場に放置となります。
※本スレはレス数500KBを超えると書き込みできなります故。注意してください。
※その他詳細は、雑談スレでの判定で決定されていきます。
※放送を行う際は、雑談スレで宣言してから行うよう、お願いします。
※最低限のマナーは守るようお願いします。マナーは雑談スレでの内容により決定されていきます。
※主催者側がゲームに直接手を出すような話は極力避けるようにしましょう。
4:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:09:13.25 g0znu/HZu
書き手の心得その1(心構え)
・この物語はリレー小説です。
みんなでひとつの物語をつくっている、ということを意識しましょう。一人で先走らないように。
・知らないキャラを書くときは、綿密な下調べをしてください。
二次創作で口調や言動に違和感を感じるのは致命的です。
・みんなの迷惑にならないように、連投規制にひっかかりそうであれば保管庫にうpしてください。
・自信がなかったら先に保管庫にうpしてください。
爆弾でも本スレにうpされた時より楽です。
・本スレにUPされてない保管庫の作品は、続きを書かないようにしてください。
・本スレにUPされた作品は、原則的に修正は禁止です。うpする前に推敲してください。
・巧い文章はではなく、キャラへの愛情と物語への情熱をもって、自分のもてる力すべてをふり絞って書け!
・叩かれても泣かない。
・来るのが辛いだろうけど、ものいいがついたらできる限り顔を出す事。
できれば自分で弁解なり無効宣言して欲しいです。
書き手の心得その2(実際に書いてみる)
・…を使うのが基本です。・・・や...はお勧めしません。また、リズムを崩すので多用は禁物。
・適切なところに句読点をうちましょう。特に文末は油断しているとつけわすれが多いです。
ただし、かぎかっこ「 」の文末にはつけなくてよいようです。
・適切なところで改行をしましょう。
改行のしすぎは文のリズムを崩しますが、ないと読みづらかったり、煩雑な印象を与えます。
・かぎかっこ「 」などの間は、二行目、三行目など、冒頭にスペースをあけてください。
・人物背景はできるだけ把握しておく事。
・過去ログ、マップはできるだけよんでおくこと。
特に自分の書くキャラの位置、周辺の情報は絶対にチェックしてください。
・一人称と三人称は区別してください。
・極力ご都合主義にならないよう配慮してください。露骨にやられると萎えます。
・「なぜ、どうしてこうなったのか」をはっきりとさせましょう。
・状況はきちんと描写することが大切です。また、会話の連続は控えたほうが吉。
ひとつの基準として、内容の多い会話は3つ以上連続させないなど。
・フラグは大事にする事。キャラの持ち味を殺さないように。ベタすぎる展開は避けてください。
・ライトノベルのような萌え要素などは両刃の剣。
・位置は誰にでもわかるよう、明確に書きましょう。
5:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:09:50.07 g0znu/HZu
書き手の心得3(一歩踏み込んでみる)
・経過時間はできるだけ『多め』に見ておきましょう。
自分では駆け足すれば間に合うと思っても、他の人が納得してくれるとは限りません。
また、ギリギリ進行が何度も続くと、辻褄合わせが大変になってしまいます。
・キャラクターの回復スピードを早めすぎないようにしましょう。
(今までの話を平均すると、回復魔法使用+半日費やして6~8割といったところです)
・戦闘以外で、出番が多いキャラを何度も動かすのは、できるだけ控えましょう。
あまり同じキャラばかり動き続けていると、読み手もお腹いっぱいな気分になってきます。
それに出番の少ないキャラ達が、あなたの愛の手を待っています。
・キャラの現在地や時間軸、凍結中のパートなど、雑談スレには色々な情報があります。
雑談スレにも目を通してね。
・『展開のための展開』はイクナイ(・A・)!
キャラクターはチェスの駒ではありません、各々の思考や移動経路などをしっかりと考えてあげてください。
・書きあがったら、投下前に一度しっかり見直してみましょう。
誤字脱字をぐっと減らせるし、話の問題点や矛盾点を見つけることができます。
一時間以上(理想は半日以上)間を空けてから見返すと一層効果的。
+修正に関して+
・修正(NG)要望は、名前欄か一行目にはっきりとその旨を記述してください。
・NGや修正を申し立てられるのは、
「明らかな矛盾がある」「設定が違う」「時間の進み方が異常」「明らかに荒らす意図の元に書かれている」
「雑談スレで決められた事柄に違反している(凍結中パートを勝手に動かす等)」
以上の要件のうち、一つ以上を満たしている場合のみです。
・批判も意見の一つです。臆せずに言いましょう。
ただし、上記の修正要望要件を満たしていない場合は
修正してほしいと主張しても、実際に修正される可能性は0だと思って下さい。
・書き手が批判意見を元に、自主的に修正する事は自由です。
6:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:10:15.44 g0znu/HZu
+議論の時の心得+
・議論が紛糾すると、新作や感想があっても投下しづらくなってしまいます。
意見が纏まらずに議論が長引くようならば、したらばにスレを立ててそちらで話し合って下さい。
・『問題意識の暴走の先にあるものは、自分と相容れない意見を「悪」と決め付け、
強制的に排除しようとする「狂気」です。気をつけましょう』
+読み手の心得+
・好きなキャラがピンチになっても騒がない、愚痴らない。
・好きなキャラが死んでも泣かない、絡まない。
・荒らしは透明あぼーん推奨。
・批判意見に対する過度な擁護は、事態を泥沼化させる元です。
同じ意見に基づいた擁護レスを見つけたら、書き込むのを止めましょう。
・擁護レスに対する噛み付きは、事態を泥沼化させる元です。
修正要望を満たしていない場合、自分の意見を押し通そうとするのは止めましょう。
・嫌な気分になったら、モーグリ(ぬいぐるみも可)をふかふかしてマターリしてください。
・「空気嫁」は、言っている本人が一番空気を読めていない諸刃の剣。玄人でもお勧めしません。
・「フラグ潰し」はNGワード。2chのリレー小説に完璧なクオリティなんてものは存在しません。
やり場のない気持ちや怒りをぶつける前に、TVを付けてラジオ体操でもしてみましょう。
冷たい牛乳を飲んでカルシウムを摂取したり、一旦眠ったりするのも効果的です。
・感想は書き手の心の糧です。指摘は書き手の腕の研ぎ石です。
丁寧な感想や鋭い指摘は、書き手のモチベーションを上げ、引いては作品の質の向上に繋がります。
・ロワスレの繁栄や良作を望むなら、書き手のモチベーションを下げるような行動は極力慎みましょう。
7:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:10:41.38 g0znu/HZu
参加者名簿(名前の後についている数字は投票数)
FF1 4名:ビッケ、スーパーモンク、ガーランド、白魔道士
FF2 6名:フリオニール(2)、マティウス、レオンハルト、マリア、リチャード、ミンウ
FF3 8名:ナイト、赤魔道士、デッシュ、ドーガ、ハイン(2)、エリア、ウネ、ザンデ
FF4 7名:ゴルベーザ、カイン、ギルバート、リディア、セシル、ローザ、エッジ
FF5 7名:ギルガメッシュ、バッツ、レナ、クルル、リヴァイアサンに瞬殺された奴、ギード、ファリス
FF6 12名:ジークフリート、ゴゴ、レオ、リルム、マッシュ、ティナ、エドガー、セリス、ロック、ケフカ、シャドウ、トンベリ
FF7 10名:クラウド、宝条、ケット・シー、ザックス、エアリス、ティファ、セフィロス(2)、バレット、ユフィ、シド
FF8 6名:ゼル、スコール、アーヴァイン、サイファー、リノア、ラグナ
FF9 8名:クジャ、ジタン、ビビ、ベアトリクス、フライヤ、ガーネット、サラマンダー、エーコ
FF10 3名:ティーダ、キノック老師、アーロン
FF10-2 3名:ユウナ、パイン、リュック
FFT 4名:アルガス、ウィーグラフ、ラムザ、アグリアス
DQ1 3名:勇者、ローラ、竜王
DQ2 3名:ローレシア王子、サマルトリア王子、ムーンブルク王女
DQ3 6名:オルテガ、男勇者、男賢者、女僧侶、男盗賊、カンダタ
DQ4 9名:男勇者、ブライ、ピサロ、アリーナ、シンシア、ミネア、ライアン、トルネコ、ロザリー
DQ5 15名:ヘンリー、ピピン(2)、主人公(2)、パパス、サンチョ、ブオーン、デール、王子、王女、ビアンカ、はぐりん、ピエール、マリア、ゲマ、プサン
DQ6 11名:テリー(2)、ミレーユ、主人公、サリィ、クリムト、デュラン、ハッサン、バーバラ、ターニア(2)、アモス、ランド
DQ7 5名:主人公、マリベル、アイラ、キーファ、メルビン
DQM 5名:わたぼう、ルカ、イル、テリー、わるぼう
DQCH 4名:イクサス、スミス、マチュア、ドルバ
FF 78名 DQ 61名
計 139名
8:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:17:26.71 g0znu/HZu
生存者リスト (名前に※がついているキャラは首輪解除済み)
FF1 0/4名:(全滅)
FF2 0/6名:(全滅)
FF3 1/8名:ザンデ
FF4 0/7名:(全滅)
FF5 2/7名:バッツ、ギード
FF6 4/12名:※リルム、※マッシュ、ロック、ケフカ
FF7 1/10名:セフィロス
FF8 3/6名:※スコール、アーヴァイン、サイファー
FF9 0/8名:(全滅)
FF10 0/3名:(全滅)
FF10-2 1/3名:リュック
FFT 2/4名:※アルガス、ラムザ
DQ1 0/3名:(全滅)
DQ2 0/3名:(全滅)
DQ3 1/6名:セージ
DQ4 2/9名:ソロ、※ロザリー
DQ5 2/15名:ヘンリー、※プサン
DQ6 0/11名:(全滅)
DQ7 0/5名:(全滅)
DQM 0/5名:(全滅)
DQCH 0/4名:(全滅)
FF 13/78名 DQ 5/61名
うち首輪解除済み:6名 会場外:1名
計 12(19)/139名
9:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:18:34.58 g0znu/HZu
■過去スレ
スレリンク(ff板) PART1
スレリンク(ff板) PART2
スレリンク(ff板) PART3
スレリンク(ff板) PART4
スレリンク(ff板) PART5
スレリンク(ff板) PART6
スレリンク(ff板) PART7
スレリンク(ff板) PART8
スレリンク(ff板) PART9
スレリンク(ff板) PART10
スレリンク(ff板) PART11
スレリンク(ff板) PART12
スレリンク(ff板) PART13
スレリンク(ff板) PART14
スレリンク(ff板) PART15
スレリンク(ff板) PART16
スレリンク(ff板) PART17
スレリンク(ff板) PART18
FFDQバトルロワイアル裏方雑談スレPart14
スレリンク(ff板)
※part13以前の裏方雑談スレログはまとめサイトに保管されています
10:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:19:42.52 g0znu/HZu
■現在までの死亡者状況
ゲーム開始前(1人)
「マリア(FF2)」
アリアハン朝~日没(31人)
「ブライ」「カンダタ」「アモス」「ローラ」「イル」「クルル」「キノック老師」「ビッケ」「ガーネット」「ピピン」
「トルネコ」「ゲマ」「バレット」「ミンウ」「アーロン」「竜王」「宝条」「ローザ」「サンチョ」「ジークフリート」
「ムース」「シャドウ」「リヴァイアサンに瞬殺された奴」「リチャード」「ティナ」「ガーランド」「セシル」「マチュア」「ジオ」「エアリス」
「マリベル」
アリアハン夜~夜明け(20人)
「アレフ」「ゴルベーザ」「デュラン」「メルビン」「ミレーユ」「ラグナ」「エーコ」「マリア(DQ5)」「ギルバート」「パイン」
「ハイン」「セリス」「クラウド」「レックス」「キーファ」「パウロ」「アルカート」「ケット・シー」「リディア」「ミネア」
アリアハン朝~終了(6人)
「アイラ」「デッシュ」「ランド」「サリィ」「わるぼう」「ベアトリクス」
浮遊大陸朝~日没(21人)
「フライヤ」「レオ」「ティファ」「ドルバ」「ビアンカ」「ギルダー」「はぐりん」「クジャ」「イクサス」「リノア」
「アグリアス」「ロラン」「バーバラ」「シンシア」「ローグ」「シド」「ファリス」「エッジ」「フルート」「ドーガ」
「デール」
浮遊大陸夜~夜明け(19+1人)
「テリー(DQ6)」「トンベリ」「ゼル」「レオンハルト」「ゴゴ」「アリーナ2」「わたぼう」「レナ」「エドガー」「イザ」
「オルテガ」「フリオニール」「ユフィ」「リュカ」「ピエール」「ハッサン」「ビビ」「ブオーン」「ジタン」「ライアン」
浮遊大陸朝~終了(7人 ※うち脱落者1人)
「アルス」「ギルガメッシュ」「ウネ」「ウィーグラフ」「マティウス」「アリーナ」 ※「ザンデ」(リタイア)
闇の世界朝~日没 (13人)
「サックス」「タバサ」「テリー(DQM)」「ルカ」「パパス」 「フィン」「ティーダ」「スミス」「カイン」「ピサロ」
「ターニア」「エリア」「サラマンダー」
闇の世界夜~ (3人)
「クリムト」「ザックス」「ユウナ」
11:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:28:11.17 AA2ZTZWEL
■その他
FFDQ3rd避難所
URLリンク(ffdq3rd.wiki.fc2.com)
FFDQバトルロワイアル3rd 編集サイト
URLリンク(www.geocities.jp)
FFDQバトルロワイアル3rd 旧まとめサイト
URLリンク(www.geocities.jp)
1stまとめサイト
URLリンク(www.parabox.or.jp)
1st&2ndまとめサイト
URLリンク(ffdqbr.hp.infoseek.co.jp)
携帯用まとめサイト
URLリンク(web.fileseek.net)
FFDQバトルロワイアル保管庫@モバイル(1st&2ndをまとめてくれています)
URLリンク(dq.first-create.com)
番外編まとめサイト
URLリンク(ffdqbr.fc2web.com)
1stまとめ+ログ置き場 兼 3rdまとめ未収録話避難場所
URLリンク(www11.atwiki.jp)
保管庫
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
したらば
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
あなたは しにました(FFDQロワ3rd死者の雑談ネタスレ)
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
ロワらじ
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
お絵かき掲示板
URLリンク(www16.oekakibbs.com)
現在の舞台は闇の世界(DQ4)
URLリンク(www43.atwiki.jp)
12:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:31:36.76 JzvwCRGcp
>>1
乙です!
13:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:31:47.74 AA2ZTZWEL
一旦保守
14:Dead Heat Heart Beat 9/16
21/06/09 22:34:10.57 g0znu/HZu
覚悟を決めろ。
勝算はゼロじゃない。
握りしめたこの剣が伝えてくれる。
遥かに遠き異界の戦い、俺の知らない異国の皇帝。
重ねた歴史は幾星霜、破るは堕ちた英雄たち。
矜持ゆえに使われなかった最後の切り札を、今こそ。
*****************
隙を見極めろ。
希望を穿て。
片腕とてこの身が覚えている。
扱い慣れた愛用の刀、数多の戦いにて磨いた技。
敗れる道理は在り得ず、重ねるは愚者の躯のみ。
新たな力を得て再び全てを始めるために、今こそ。
*****************
叫ぶその名は終焉の誓い。
命に代えて誰かを守る、全てを犠牲に敵を討つ。
数多の想いを刻んだ魔剣の、究極にして終極の技。
*****************
呟くその名は必滅の誓い。
遍く命を切り捨てる、全てを得るため敵を消す。
戦いの日々の果てに編み出した、孤高にして至高の技。
*****************
「ファイナル―」
「―八刀」
「―ストライク!!」
「一閃―」
*****************
瞬間、視界が白に染まる。
叫びと共に砕け散った刀身と魔力の奔流。
スラリンの灼熱炎すら上回る圧倒的な熱量が、星屑のような無数の刃と共に光の川、いやさ洪水となって、希望の祠もろともセフィロスを飲み込む。
破滅の美学を形にしたらこうなるのだろうと断言できる、現実味を遥か彼方に置き去りにした美しさ。
なんだこれワケわかんねえ。
いややったのは俺だよ? 俺だけどさ?
剣の魔力が『一発だけ強い技出せるよ!』って教えてくれただけで、だからって武器版メガンテってそんなのアリか?
もうメガンテの剣とかに名前変えてくれよ。なんだっけ名前司る神様、マーリンだっけマリリンだっけ?
未だ消えざる輝きに呑まれた頭に浮かぶのはどこまでも益体のない思考。
それを打ち切ったのは、薄れゆく光の彼方に垣間見えた有り得ない光景。
******************
15:Dead Heat Heart Beat 10/16
21/06/09 22:36:06.09 g0znu/HZu
忌々しい星の裁きを思わせる一撃だった。
狙いがもう少し正確であったならば、さしもの私といえども膝を屈したかもしれない。
だが、ヘンリーの腕では"剣に使われる"のが精一杯だったのだろう。
おかげで下方に隙が生じ、活路を見出せた。
無論、無傷とはいかない―防ぎきれなかった熱波による火傷、飛んできた破片による無数の擦過傷、恐らく正宗も刃こぼれが生じているだろう。
コピーを回収したら即座に旅の扉を潜る方が賢明だと判断せざるを得ない程のダメージ状況。
それでも戦闘に支障はない。肩にかけていたザックもどうにか守り切れた。
問題はない、最早何も問題はない。
剣が砕け散った今、ヘンリーが己が身を守る手段はないのだから。
さあ、予想以上に手こずらせてくれた礼をくれてやれ。
絨毯の上で呆けているヘンリーだけを視界に収め一直線に駆け寄りながら愛刀を握る片腕に力を込める。
地を蹴り、天に昇る、太陽を切り捨てるように全力で放つ―
「―天照ッ!!!」
*****************
白亜を切り裂く銀の輝き。
斬撃の壁で刀吹雪混じりの閃光を捻じ曲げる、セフィロスの姿。
俺の眼なんかじゃ到底見切れないほどのスピードで空間ごと全てを切り阻んでいた輪郭がぶれる。
残像が出来るほどの圧倒的なスピード。
屈みこみながら髪や服が破片に削られ燃え上がるのも構わず駆け抜け、
瞬きより早く間合いを詰め真下まで迫りダメだ無理だこれは避けられない防げない守り切れない―
******************
勝利を確信する。
これは避けられまいと。
盾で防ごうとも弾き飛ばして叩き斬る、魔法を唱える時間など与えない。
ヘンリーの一挙一動のみに集中、絶対に逃がさない、これ以上何もさせない、ここで殺す。
絶対の殺意だけを宿して刀を振り抜く。
******************
ああ、これは死んだわ。
せめて一撃食らわせる余裕があればいいなと思いながら手を突き出し意識を集中させてはみるけれど、身体が半ば反射的に目を閉ざしてしまう。
ぶわっと溢れかえる走馬灯。
コンマ数秒の上映会。仲間達、家族、親友、懐かしい影はあっという間に通り過ぎて、最後に浮かぶのは赤い文字。
【ヘンリー 死亡】
16:Dead Heat Heart Beat 11/16
21/06/09 22:36:49.23 g0znu/HZu
******************
「させるか、愚か者」
******************
バギィン!
【ヘンリー|
|死亡】
……え?
何かを真っ二つにへし斬ったような妙な金属音。
恐る恐る目を開けた俺の視界にまず映ったのは、風切り音とともに明後日の方角へ飛んでいく銀色のブーメラン。
次に見えたのは、すっげえ速さで打ち合うセフィロスが二人。
いや何言ってんだ俺。セフィロスは一人だろ?
でもじゃあ目の前の光景は何なんだ俺。
黒い翼生やした銀髪が二人向かい合ってギンギン刃鳴り散らしてるんだが?
待て待てよく見ろ俺。
片方は確かにボロボロの黒いコート着てるし折れた刀を持ってるけど、もう片方は服が白っぽいし武器も刀じゃなくて長剣だぞ。
「―ってアーヴァイン!!?」
え、どういうことどういうこと????
あいつ再洗脳されかけて今にも死にそうなほどぐったりしてたよな?
だけど俺の横にいないのも確かなんだが?? どう見てもセフィロス相手に切り結んでるんだが??
何が起きた?
混乱しすぎてハテナマークが大量乱舞、大根持った妖精と共に頭の中でダンサブルに踊りだす。
そんな俺を叱咤するように、アーヴァインが飛び退きざまに俺の方をちらりと見やった。
銀の髪から透けて見えた、紅玉のように赤い瞳は、まるで―
……―あっ。
*************
何が起きた?
地を滑る私の剣に合わせるように天から撃ち込まれた一撃。
折られ、撥ね飛ばされた正宗の切っ先を目で追う暇もなく、飛んでくる二撃目。
目の前にいるのは紛れもなくコピーでしかないはずなのに、私の知らぬ太刀筋を振るう。
何故だ?
何故コピーがここに至って私に逆らえる!?
血も新たに撃ち込んだ、そもそもこの至近距離だ、私の思念を振り切れるはずがない!
なのに、
「何故……ッ!」
意図せず口からこぼれた疑問に、コピーは能面のように表情を変えぬまま、掠れた声音で答える。
かつて―そう、かつて何も知らぬヒトであった私が、友と呼んだ男にそうしたように。
17:Dead Heat Heart Beat 12/16
21/06/09 22:37:48.75 g0znu/HZu
「知る必要はない。
潔くこの地で朽ち果てろ」
コピーであるが故に人間としての私を再現し刃向かっている?
否、それならば動きもまた『ソルジャー1stセフィロス』の模倣にしかならぬはず、こんな剣技は扱えまい。
それにこの真紅に染まった瞳はなんだ?
進化の秘法の影響?
確かにこのコピーはそのために作り上げたものだが―
半ば反射で攻撃を捌きながら思考を巡らせるが納得のいく答えは見つからぬまま。
一刻も早く攻めに転じねばヘンリーやソロの妨害が飛んでくる、だが、ここにきて積み重なったダメージが重くのしかかる。
片腕、失血、疲労、火傷、裂傷、折れた刀身、何もかもが私を理想から遠ざける。
思い通りにいかぬ現実が私に焦燥と憤怒を強いる。
冷静さが奪われ、思考が狭まり―状況すらも見誤る。
「頃合いか」
呟きざま、コピーが大きく飛び退いた。
精神支配に抗いきれなくなったというわけではないだろう。
僅かに動いた瞳、その視線の先にいるのは呆けたような表情のヘンリー。
だがそれも一瞬のこと、緑の眼差しに力が宿る。
翳したその手に吸い込まれるように、私の手元から魔力の輝きが浮かび上がる。
忘れるはずもない、今までに何度も見た光景。
コピーが私の腕を凍り付かせた時、忌々しいカッパの呪縛を解いた時と同じ―
危険信号が脳を満たすと同時に、ヘンリーが叫んだ。
「ドロー!! いっけええええええええええええええええ!!」
手元に収束した魔力が解き放たれる。
それは吹き荒れる竜巻と化し、私を襲う。
コピーが使った時と同様に規模や風速は落ちている、だが予想外の攻撃だったが故に避けきれず、動きを阻まれる。
元より擦り切れていたコートが千々にちぎれ、焼け焦げていた髪が砕け、裂かれた皮膚から滲む血と共に中空へと舞いあげられる。
そしてザックの肩ひもも風の刃に切り裂かれ、外れて、―
「―ッ!」
天空へと意識を逸らした、その瞬間が、致命的な隙となった。
「セフィロス―」
いつの間にか追いついてきたソロが、当然のように烈風を踏み越えながら私に向かって体当たりをし、押し倒しながら魔法を唱え切る。
「―アストロン!!!」
それがどんな効力を持っていたのか、正確なことは判断しきれない。
ただ、私の視界に映ったものは、溶岩を照り返す地底の空に消えていく竜巻と、風に攫われたザックから投げ出され墜ちていくアンジェロの姿。
ソロを跳ね除けようにも身体が動かず、叫ぼうにも息すら出来ない。
それなのに意識だけは奪われることなく―
***************************
18:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:38:31.16 AA2ZTZWEL
一応ほしゅ
19:Dead Heat Heart Beat 13/16
21/06/09 22:39:01.19 g0znu/HZu
なんだこれ。
いや本当になんだこれ。
白昼夢を見た時に、一緒に託されたガーディアンフォースの力を使ってみたら、なぜかバギクロスみたいな魔法が出て。
戻ってきたアーヴァインは絨毯の上でばたーんとぶっ倒れて。
ソロがセフィロスにタックルしたかと思えば二人そろって鉄の塊になって。
そんで空からアンジェロの遺体が降ってきて、ミステリーサークルみたいに刈り取られた地面の上にどさりと墜落して。
いや断片的にはわかることもあるよ?
アンジェロが落ちてきたのはセフィロスが遺体を持ち去った張本人だったから。
二人が鉄の塊になったのはソロが伝説の防御呪文アストロンを唱えた上で、なんでかセフィロスを巻き込めたから。
そこらへんはわかる、辛うじてわかるけど、全体的にはワケわかんねえこの状況。
(落ち着け)
ふっと心に浮かぶ―……否、頭にするりと入り込んでくる思考。
ぼんやりしてたら自分自身の考えだと思いそうになるし、実際今までそう受け取っていたわけだが。
ええと、お前ピサロだよな?
なんでここにいるの? 一体いつから?
額に指を当てながら意識を集中してみると、やはり思念がぶわっと流れ込んでくる。
言葉や文章ですらない、文字通り"考え"そのものだ。
(現状、ロザリーの身に危険が及ぶ可能性は極小。
ザンデ、マスタードラゴン、どちらも信頼はできぬが信用はできる。
故にロザリーの身を守る者を助け、害す者を始末すべき。
さすがに長距離を移動するには誰かに憑かねばならぬ、天空の勇者たるソロとは相性が悪い、他の二人は守る必要がない)
アッハイ。今朝がた祠を出た時からずっと一緒にいたってわけか。
一番弱い奴を守る、守れるところを守る、それはそう。
ところでソロはこのことを……いやさすがに知ってるか?
(知らなければこの戦いに貴様を連れてくるはずがなかろう。
隠し通せるようになったことは驚いたがな。どこで口を滑らすか、案じていたのだが)
確かに。
いや本当、『確かに』すぎて何も言えない。
あんなはぐれキング野郎、俺じゃあ何百人いたって太刀打ちできないし肉盾にしかならないって。
ピサロってお守がいなかったら、ソロでも誰でも絶対偽タバサの申し出に便乗してラムザ達に押し付けて次の世界にバイバイさせるって。
だいたいあの強さで進化の秘法とかいる?
カッパ化を解くためにアーヴァインを狙ったのはわかるけど、その先はもういらないだろ?
(強者は強者であるが故に更なる高みを目指すもの。
無論、正当な手段で進化の秘法を行うには相応の時間と設備、膨大な魔力が必要。
だが現状、魔力の供給手段を用意した上でアーヴァインを利用すれば、短時間でも不完全な進化は可能。
手駒にした時に奴の異常性に気付いたか、あるいは単純に【闇】との親和性に目をつけたか)
なるほどなー、と言いたいけれど……異常性って何だ?
【闇】の影響とは別になにかあるのか?
(魔物化した人間は血液嗜好や食性の変化が起こる。
アーヴァインは今朝、私の傷を手当てした。相当量の出血に触れ、指についた血を舐めていた。
そして私が死んだ場所でも、上位種以上の存在に進化したドラゴンライダーの内臓を喰らっていた。
通常の動植物ならまだしも我らは魔族、血肉には魔力や瘴気と共に情報が―経験が宿る)
えっ、何それは。
いや確かにドラゴンやら魔物やらは食べたことがあるとかレーベで話してたけど、ピサロの血って一応ガチ魔王の血ってことだろ?
やばすぎない?
20:Dead Heat Heart Beat 14/16
21/06/09 22:50:23.54 g0znu/HZu
(そうだ。私の身体はロザリーの祈りによって在りし日の姿へ回帰したが、進化の秘法を用いたという事実は覆らぬ。
二度と引き出す気はないが、それでも私の血肉にはしかと進化への道程が残っているだろう。
だが進化の秘法の本質は、望みに応じた力を揮えるように身体を作り替えるもの。
その点においては、アーヴァインはまだ身の程を理解している。人の心や姿を捨てるほどの野心も覚悟もない。
しかしセフィロスやケフカは違う。不完全であっても躊躇わぬはず、渡すわけにはいかない)
想いが強まる。流れ込んでくる情報が鮮明さを増す。
完全な進化の秘法、それは自我と記憶を保ちながら望む姿と能力を手に入れて完全な生命体に近づくためのモノ。
不完全な進化の秘法、それは脳細胞すらも進化に巻き込み、己を見失い、やがて際限なく高まる力を暴走させ破滅を振りまく魔王と化すモノ。
そして防御呪文でしかないアストロンがセフィロスに通じた理由、それは不完全な進化からセフィロスの人格を守りたいという意識がソロにあったから。
呆れ。怒り。諦め。……その奥にある、深い信頼。
混ざる感情。溢れる思考。
どこまでがピサロのものでどこまでが俺なのか、だんだんわからなくなってくる。
頭痛、吐き気、眩暈―そんな俺の異変を感じ取ったのか、急にピサロの意識が薄れた。
(これ以上は危険だ。しばし休む、話しかけるな)
何だかんだ親切というか、気を使ってくれるあたり、やっぱりピサロはピサロだなあ。
そんなことを思いながら俺は頭を振り、アーヴァインを抱え起こす。
「大丈夫か?」
「う"ぅっ……え"、いー……ぁ」
ヘンリーさん、と口は動いているけれど、声は出せていない。
そもそも苦痛のあまり呼吸すら覚束ない様子で、ぜひぜひと細かい咳を繰り返している。
アストロンの効果も無限に続くわけじゃないだろう、早い所おさらばしないと―
そう考えた時だった。
「アンジェロを助けろ」
異様に鮮明な、絶対にアーヴァインのものじゃない声が、青ざめた唇からこぼれる。
驚いて目を見つめれば、そこにあるのは底知れない虚無を湛えた翡翠の輝き。
異形の腕が俺の胸に当てられる、妙な魔力が流れ込んでくる。
これは―蘇生の、魔法?
「あ"、あ"――ッッ!!!」
呆けた俺の意識を引き戻す、声にすらならぬ絶叫。
気づけばアーヴァインが首を何度も横に振っている。
最初は小さく、次は大きく、こめかみを抑え身を震わせながら。
一体何が起きているのか、今の俺ならわかる。
思念を直接頭の中にぶち込まれる―ピサロは配慮してくれていたが、セフィロスにそんな気遣いがあるはずがない。
それこそアーヴァインの自我を壊す勢いで大量の感情と命令を送り込んでいるはず。
しかもタチが悪いことに、『アンジェロを助けろ』ときた。
アンジェロの飼い主はスコールの彼女、だったらアーヴァインにとっても友達の飼い犬に当たる。
命令なんかされなくたってアンジェロを助けたい気持ちはあるだろう。
だけどそれを認めてしまったら、セフィロスの命令を受け入れるも同義。
逆に命令を拒むのであれば、それはアンジェロを見捨てるに等しい。
どっちを選んでも心を折りにくる、実に悪辣なやり口だが……逆説的に、それが限界なのだろう。
俺を殺させることもできなければ、アーヴァインにG.F.を奪わせて直接魔法を使わせることもできない。
当たり前だ。
俺の目の前にいるのはセフィロスの操り人形なんかじゃない、アーヴァインというただの人間―
21:Dead Heat Heart Beat 15/16
21/06/09 22:52:51.39 g0znu/HZu
……いや、ちょっとだいぶ色々ヤバイ要素を積み重ねたド級の歩く厄ネタだけど。
一応、一応ね? 人間だからな、うん。
「大丈夫だ、アーヴァイン。
アンジェロは俺の仲間みたいなもんだし、これ以上はぐれキング野郎にストーキングされるわけにもいかないからな。
俺がやるだけやっておくから、あとはソロに任せておこうぜ!」
普通の参加者に蘇生呪文が通用しないことはソロが実践済み。
魔法を持ち逃げしてもセフィロスに追われる要因になるだけ、有効活用なんてできっこない。
無論セフィロスの狙いはわかる―アンジェロに蘇生が有効だったなら、アーヴァインにしたことをアンジェロにやるつもりだろうよ。
心を乗っ取って身体を造り替えて蘇生可能な分身に仕立てあげることが出来たならそんなの勝ち確もいいところ、偽タバサもびっくりのチート野郎が爆誕だ。
だけど、俺はそうなる可能性を追わない。
ソロがいる、サイファー達がいる、計算には入れたくないがケフカだって邪魔をするに決まってる。
アンジェロが本当に生き返るかどうかもわからないし、復活したならしたで、セフィロスの成すがままにされるわけがない。
だからこんなものは選択肢ですらない。最初から決まり切ってて、わかりきってることだ。
「アレイズ!」
小さな遺体に向けて魔法をぶっぱなし、すぐさま絨毯を始動、旅の扉に一直線。
結果なんざ当然見届けない。
アストロンの効果時間がわからない以上悠長に眺めてる余裕はないし、そもそもアーヴァインに必要なのは『アンジェロを見捨てたわけじゃない』という事実だけだ。
助かったと知ればセフィロスの意に加担したことになる、助からなかったとわかれば無力さに打ちひしがれるだけ。
最低でもアーヴァインの心が落ち着くまでは、白黒つかない方が都合がいい。
「先に行く! 信じてるからな、ソロ!!」
聞こえることを祈りながら声を張り上げ、はぐれないようアーヴァインをしっかりと抱えて絨毯もろとも青い光にダイブする。
置いていきたくないという本音を、胸の奥に封じ込めて。
皆の分まで守り抜くという覚悟を、心に命じ直しながら。
***************************
視界は岩肌の空に塞がれたまま。
ヘンリー達が逃げ去った今、聞こえる音も葉擦れのみ。
アンジェロの蘇生に成功したのかどうかもわからなければ、この戒めがいつ解けるのかもわからない。
敗北といえば敗北だ―が、認めるつもりはない。
何故なら、最後に笑うのは私だという確信があるからだ。
ジェノバの力は再統合<リユニオン>だけではない。
その前段階―分離もまた、重要な能力。
大元たる母から別れ、旅立ち、増えて地に満ち、再び集う。
コピーは確かに次の世界へと逃げ去った。
だが、"コピーから分かたれたモノ"は未だこの地にある。
見えずともわかる。
私には感じ取れる。
ヘンリーに切り落とされたコピーの触手が蠢きながら混ざりあい、ジェノバとして在るべき姿に戻ろうとしていることが。
下らぬ自我に縛られぬ、真なる我が分身として、私の元へ還ろうとしていることが。
何度でも言おう。
敗北など認めない。
最後に笑うのは、この私なのだから。
22:Dead Heat Heart Beat 16/16
21/06/09 22:54:05.97 g0znu/HZu
【ソロ(MP微量、真実の力を継承、アストロン)
所持品:ラミアスの剣(天空の剣、E)、天空の盾(E)、天空の兜(E)、天空の鎧(E)、ひそひ草、ケフカのメモ、着替え用の服(数着)、ドライバーに改造した聖なる矢、メガポーション
第一行動方針:セフィロスを止める
第ニ行動方針:仲間と合流し、旅の扉を目指す
第三行動方針:ケフカを倒す
基本行動方針:PKK含むこれ以上の殺人を防ぐ
※但し、真剣勝負が必要になる局面が来た場合の事は覚悟しつつあり】
【セフィロス (HP:1/10、右腕喪失、アストロン)
所持品:E正宗(折れ)、ふういんマテリア
第一行動方針:【闇】の力を得たジェノバとリユニオンする
第二行動方針:進化の秘法を使って力を手に入れる/ドラゴンオーブの力を手に入れる
第三行動方針:旅の扉をくぐる
第四行動方針:首輪を外す
第五行動方針:黒マテリアを探す
最終行動方針:生き残り、力を得て全ての人間を皆殺しにする(?)】
【現在位置:希望の祠・外】
※セフィロスのザック及び中身が祠付近に散乱しています。
【村正、奇跡の剣、いばらの冠、筆記具、ドラゴンオーブ、弓、コルトガバメントの弾倉×1、ユウナのドレスフィア、スコールの伝言メモ、アンジェロ(生死不明)】
※希望の祠北の草原にランスオブカインが放置されています。
その近くに小型のジェノバが存在しています。
【アーヴァイン (HP1/3、MP1/4、半ジェノバ化(重度)、右耳失聴、一時的失声、混乱、呪い(時々行動不能or混乱or沈黙)
所持品:ビームライフル 竜騎士の靴 手帳、リュックのドレスフィア(シーフ)、
ちょこザイナ&ちょこソナー、ラグナロク、変化の杖、祈りの指輪(ヒビ)、召喚獣ティーダ、飲料水入りの瓶×9
第一行動方針:????
最終行動方針:魔女を倒してセルフィや仲間を守る。可能なら生還してセルフィに会う
備考:・ジェノバ細胞を植え付けられた影響で、右上半身から背中にかけて異形化が進行しています。
MP残量が回復する前にMP消費を伴う行動をするとジェノバ化がさらに進行します。
・セフィロスコピーとしてセフィロスに操られる事があります。
・ユウナ?由来の【闇】の影響で呪い効果を受けています。会場内にいる限り永続します】
※ティーダの所持品:ユウナのザック(官能小説2冊、ライトブリンガー、スパス、ビーナスゴスペル+マテリア(スピード))、ガイアの剣
【ヘンリー
所持品:水鏡の盾(E)、君主の聖衣(E)、キラーボウ(E)、G.F.パンデモニウム(召喚×)、魔法の絨毯、リフレクトリング(E)、
銀のフォーク、グレートソード、デスペナルティ、ナイフ、チキンナイフ、果物ナイフ、筆談メモ、メガポーション
ザックスのザック(風魔手裏剣(5)、ドリル、官能小説一冊、厚底サンダル、種子島銃、ミスリルアクス)
リュックのザック(刃の鎧、首輪×2、ドライバーに改造した聖なる矢)、サイファーのザック、
レオのザック(アルテマソード、鍛冶セット、光の鎧)
第一行動方針:アーヴァインを保護する
第ニ行動方針:仲間と合流する/セージを何とかする
基本行動方針:ゲームを壊す(ゲームに乗る奴は倒す)】
【現在位置:次フィールドへ】
23:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/09 22:56:46.23 g0znu/HZu
以上で投下終了です。
前スレ容量オーバーさせてしまい申し訳ありませんでした。
24:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/10 01:05:25.40 n2E9MiuTG
投下&新スレ乙です!
ヘンリーが見事に逃げきったなあ
死ぬか生きるか本当に分からなかった。
絶体絶命からの逆転ゴール決めたみたいで興奮しました
ソロがセフィロスを完全に敵視しなかったことがアストロンの道連れにつながって、
ヘンリーがGFの訓練をやってたことがドローからのトルネドにつながって、と、
決め手の部分がこれまでの積み重ねになってるのが感慨深い。
今回は完敗だけれども、それでもあきらめないセフィロスの執念と自信、
まだまだ何をやってくるか分からなくて怖いところありますね
25:名前が無い@ただの名無しのようだ
21/06/11 00:13:17.50 uFGHNKv/g
投下・スレ立て乙です!
ヘンリーどうなるんだ!?大丈夫なのか!??と文字通り手に汗握り息をのんで一気に読んでしまった。
逃げて追われて振り切っての、一瞬一瞬の攻防戦がそれぞれすごくキャラクターらしくて素晴らしかった。
頭を回し続け、とっさの判断で間違いのない行動を選び続けるヘンリーに、
不利な状況においても戦況をひっくり返しまくって圧倒的な力で食らいつくセフィロス、
ヘンリーを助けセフィロスを止めるため死力を尽くしアストロンを切り札に身体を張るどこまでも勇者なソロ、
時間にして数分もないスピード感のある描写にぐいぐい引き込まれた……
ピサロの助けを得てヘンリーがセフィロスに勝ち逃げする流れが本当に見事です。
面白かった……
一安心かと思いきや、まだまだ諦めていないセフィロスだったり、残された小さなジェノバであったり、
もう一波乱ありそうでドキドキするなあ……相変わらず展開に全く予想がつかない……
続きが本当に楽しみです! 応援しています!