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【ロンドン=中西梓】17日のロンドン外国為替市場で円売り・ドル買いが進み、円相場は一時、1ドル=150円台に下落した。150円台は8月以来、約2か月半ぶりとなる
17日に発表された米国の小売り売上高が市場予想の数値を上回り、個人消費が堅調に推移しているとの見方が広がった。米国景気の好調さを受け、今後は米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げのペースが緩やかになるとの見方が強まり、日米の金利差の開きが意識された。
日本銀行が7月に利上げを決めたのに対し、FRBは9月に開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で、通常の倍にあたる0・5%の利下げを実施した。日米の金融政策の方向性の違いが意識され、円相場は9月中旬には1ドル=139円台まで円高が進んだ。
だが、石破首相が今月2日、日銀の追加利上げに慎重な見方を示したことなどから、足元では円安・ドル高が進んでいた。
読売新聞 2024/10/17 22:16
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