ユーチューバーの行方、機械を開祖とする仏教……SFや純文学のジャンルを超える2人の芥川賞作家が野心作 [知立あんまき★]at EDITORIALPLUS
ユーチューバーの行方、機械を開祖とする仏教……SFや純文学のジャンルを超える2人の芥川賞作家が野心作 [知立あんまき★] - 暇つぶし2ch1:知立あんまき ★ [EU]
24/10/14 17:37:18.02 jzU2Dl7y9.net
10/14(月) 15:20配信
読売新聞オンライン
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
 SFや純文学などのジャンルを超えるような物語を書き続ける2人の作家が新刊を出版した。円城塔さん(52)の『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』(文芸春秋)と、上田岳弘さん(45)の『多頭獣の話』(講談社)だ。大きな作品世界を紡ぎ出す注目の2人に話を聞いた。
『コード・ブッダ 機械仏教史縁起』円城塔さん…AIの側面から仏教再解釈
 人は誰しも苦悩を抱えながら生きており、その苦しみから抜け出すひとつの方法として、信仰がある。もし機械が救いの言葉を語り出したらどうなるか。機械を開祖とした架空の「機械仏教」の成り立ちを緻(ち)密(みつ)で硬質な文体で描き、信仰や人工知能(AI)とは何かという壮大なテーマに迫っている。
 「仏教はかつて日本人の世界観の大部分を占めていて、ある種の『科学』だった。どこか現代のAIとつながっているんじゃないかと思い、AIの側面から日本文化に密接な仏教を再解釈してみたかった」と着想のきっかけを語る。
(写真:読売新聞)
 物語は2021年、「ブッダ」を名乗る対話プログラムが現れたことから始まる。プログラムは自らを生命体であると位置づけ、この世の苦しみとそこから脱する方法を説き始める。プログラムは人々から「ブッダ・チャットボット」と呼ばれ、消滅した後も、チャットボットは意志を持ったように増殖していく。救い、万物の流転、生と死とは何かという根源的な問いを読者に投げかけてくる。
 文字や書くことについての考察を深めた『文字渦』をはじめ、対象を突き詰めて思索を巡らしていく作家の姿勢が本作でも発揮されている。執筆にあたって、大蔵経などの仏典を読みほどいた。「仏教とは何かを調べ、考えることから始まった。ブッダは神ではなく、理屈を説く。どこかAIっぽさがありますね」
 作家になる前は理数系の研究者として働いた。文章生成の分野で発達を続ける現代社会のAIの存在を「全て解決とはならない」と断言する。「小説に正解はない。AIを使って小説を書くにしても、人間の持つ倫理性でそのつどチェックし、判断していくことが必要になるのではないでしょうか」と静かに語った。(池田創)
次ページは:『多頭獣の話』上田岳弘さん…仮想とリアル生き残れるか
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