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2年前、1人の自民党国会議員がその職を追われた。
政治資金パーティーの収入を何年にもわたって裏金に回し、政治資金規正法違反(不記載・虚偽記載)の疑いで東京地検特捜部の捜査を受けたのがきっかけだった。
その後に立件された政治資金収支報告書への不記載額は3年間で計約4900万円。略式起訴された薗浦健太郎元衆院議員(52)=2022年12月に議員辞職=に罰金100万円、公民権3年間停止の処分が科せられた。
薗浦氏の秘書(当時、以下同じ)は捜査のなかで、裏金作りに走った理由をこう語った。
「表に出さない選挙資金のためだった」
いったい選挙の何に、裏金は必要だったのか。
特捜部の調書にあった供述
衆院解散に伴う総選挙が15日公示、27日投開票の日程で行われる。有権者の関心を集めるのが、自民の「裏金問題」だ。
薗浦氏の場合は自身の政治資金パーティーに関する裏金だったが、その後、自民の複数の派閥でもパーティー券収入の一部を裏金に回していたことが明るみに出た。24年1月以降に国会議員4人を含む11人が立件され、大半の派閥は解散に追い込まれた。
なぜ政治の世界から裏金はなくならないのか。
薗浦氏の刑事裁判確定記録を基に取材を重ねると、その答えとも言える政治家たちの「本音」と「実情」が垣間見えた。
150万円の「陣中見舞い」
「大物政治家からの多額の陣中見舞いを、裏の口座に入金していた」
「支出として、地元議員に対する陣中見舞いなどに出金していた」
22年12月、特捜部の調べを受けた薗浦氏の秘書たちは、裏金化したパーティー収入を入金する「裏口座」について、口々にそう供述したと確定記録に記されている。
ある秘書は「(陣中見舞い/市議のみ)選挙費用 150万円」と書かれた「裏帳簿」を示された。説明を求められ、こう答えている。(以下有料版で、残り1585文字)
毎日新聞 2024/10/13 05:30
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