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運転免許の取得費「全額出します」も!? 異例の公的支援が受けられて、“近所にも喜ばれる”方法とは
2024.09.14 中島みなみ(記者)/乗り物ニュース
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消防行政のトップでもある松本剛明総務相が2024年9月4日の閣議後会見で、消防団員確保の取組みについて問われ、次のように話しました。
「消防団の意義について、広報を効果的に進めたいと思っておりますし、また、消防団に入団いただきますと、これまでも免許の取得などでも優遇措置を設けてきたのですが、最近よく使われるものであると、ドローンの操縦講習なども行っておりますので、消防団に入団いただくことで技術を習得することもできる。このようなメリットがあることを幅広くアピールしてまいりたいと思います」
松本氏が話す“免許取得などの優遇措置”の中に、運転免許の取得が含まれています。具体的には、消防団に入団すると、運転免許費用の約半分を公費負担する措置です。消防団は住民がその地域の消防力や防災力の向上の一翼を担う制度ですが、高齢社会で入団者が減少し、火災や災害に対応しにくくなっている現状があります。また、新入団者の中には活動に必要な資格が整ってない場合があります。
例えば、消防団の活動では、消防ポンプ車などを運転しますが、2017年の免許制度改正で「準中型」が創設されたため、新しい制度で普通免許を取得した人は運転できなくなりました。運転免許の取得費補助に限ると、この弊害を解消するための措置なのですが、運転免許の取得で公費補助があるのは、とても珍しいことなのです。
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