24/07/31 22:31:58.29 14vY6Cl/9.net
7/31(水) 11:32配信
中日スポーツ
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
30日放送のNHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」第87話で、関東大震災後に起きた朝鮮人虐殺を正面から触れた内容が、ネット上で話題となっている。
この日の放送では、朝鮮籍の男性が被告人となった放火事件の裁判を巡って、関東大震災が俎上(そじょう)に上った。
「火のないところに煙は立たずですよ」と男性の弟に疑いの目を向ける裁判官の入倉(岡部ひろき)に対し、上司にあたる航一(岡田将生)が、「朝鮮人が暴動を起こした」との流言により、罪なき朝鮮人が大勢殺されたことを説明。「差別が生まれる理由はさまざまです。火のないところに煙は立たずで終わらせるのか、それとも、その煙をあげたのは誰なのかを見極めるのか」と語りかける場面が描かれた。
朝鮮人虐殺という歴史的なできごとを、直球で扱ったことが、X(旧ツイッター)では大きな話題に。「なぜわざわざ扱うのか」「NHKは左翼だ」といった一部からの批判をかき消すように、「よくぞ!」「本気なんだな。全ての差別に対して…」などの声が挙がった。
小池百合子東京都知事が、歴代知事が続けてきた朝鮮人虐殺の犠牲者追悼式への追悼文送付を見送っていることを念頭に、「都知事が諸説あるとか言ってる朝鮮人虐殺の件もきっちり言及しててNHKの高感度アップ」「虎に翼を見ろーーーー! そして追悼文を出せ」といった書き込みもあった。
「あったことをなかったことにしようとしたり、見て見ぬふりをしてきた結果、歴史修正主義のような人が出てきたと思ってるので、NHKのドラマで語られた意義は大きい」「『攻めた』とか『踏み込んだ』とか形容されることがないぐらい、日本が自らの暗い歴史にちゃんと向き合って常に反省できる国になりますように」などと冷静な意見もあった。
思想家で神戸女学院大の内田樹名誉教授は30日夜、「登場人物が朝鮮人差別について語る文脈で、関東大震災でデマと流言によって多数の朝鮮人が殺されたとハッキリ言った」「日本社会の朝鮮人差別を正面から描くという製作陣の覚悟を感じる」とするXの投稿に反応。「前に仕事をしたNHKの人に『ずいぶん攻めたもの作るんですね』と言ったら『報道は腰抜けですが、他は違います』ときっぱり言ってました」と紹介した。