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奥原希望、現役高校生のＡ代表入りに刺激「すごく明るいこと」 逆転パリ切符は「まだはっきりとは見えていない」
バドミントンの１６年リオ五輪女子シングルス銅メダルの奥原希望（太陽ホールディングス）が１０日、女子主将を務めるアジア団体選手権（マレーシア）へ出発前の成田空港で取材に応じた。
今大会は、女子の国・地域別対抗戦「ユーバー杯」の予選を兼ねて行われる。「私の中で、今年のユーバー杯はすごく重きを置いているというか。やっぱりもう一度、強い日本を示したい。メンバー的にもチャンスはあるし、この予選はすごく大事になってくる」と決意。今季から、世界ジュニア女王で現役高校生の宮崎友花（柳井商工高２年）が主力のＡ代表入りしており「日本のバドミントン界にとって、すごく明るいこと。本当にすごいなと思いつつ、頑張って欲しい」と刺激を受けた様子だった。
今夏のパリ五輪出場争いは佳境。４月末まで行われる五輪レースでの２枠目獲得へ、大堀彩（トナミ運輸）を約６０００点差で追いかける状況。昨年末の全日本総合で右脚を痛めたが、１月のインドネシア・マスターズでは準優勝するなど、追い上げを見せている。今大会も結果次第でレース対象ポイントが加算できるが「（パリへの道は）まだ、はっきりとは見えていない。世界のトップ選手との試合では、確実に世界とやりあえている実感もないので。自分の中では本当に全然、はっきり見えていないので、目の前のことを必死に頑張って、という感じです」と現状を見つめていた。
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