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シルベスター・スタローン、カール・ウェザースさん死去に「悲しい」シュワルツェネッガーも偲ぶ
米映画「ロッキー」シリーズで、俳優シルベスター・スタローン（77）演じる主人公ロッキーのライバル、アポロ・クリードを演じた俳優のカール・ウェザースさんが1日、死去したことが明らかになった。76歳だった。SNSなどでは多くの追悼メッセージが寄せられた。
遺族によると、元NFL選手で、「プレデター」（87年）やドラマ「マンドリアン」など数多くの作品に出演して俳優としても活躍したウェザースさんは「平穏に眠る中で亡くなった」という。「並外れた人生を送った非凡な人間だった」との声明が発表されると、悼む声が多く広がった。
スタローンは、「ロッキー3」（82年）の有名なラストシーンとして知られるロッキーとアポロのファイトシーンが描かれたバーの壁を前に、「とてつもなく悲しい日になってしまった。カール・ウェザースは私の人生の成功になくてはならない存在だった」と語る動画をインスタグラムに投稿。「私の成功において不可欠な部分を占めていた。彼の人生に関われたことは光栄」「声、体格、パワー、運動能力、そして最も重要なのは彼の心。すべてにおいて素晴らしかった。彼がいなかったら、『ロッキー』はなかった」と沈痛な面持ちで語り、ウェザースさんの人柄や卓越した才能を称賛。「彼は魔法のようだった。彼の人生の一部になれたことは本当に幸運だった。アポロ、パンチを打ち続けてくれ」と締めくくり、追悼のメッセージを送った。
76年に公開された「ロッキー」で監督も務めたスタローンは、アカデミー賞脚本賞と主演男優賞の両方にノミネートされ、作品は大ヒット。その後、作品はシリーズ化され、「ロッキー・ザ・ファイナル」（06年）以降、アポロの遺児アドニスが主人公のスピンオフ「クリード」シリーズも製作されている。ウェザースさんは、「ロッキー2」（79年）「ロッキー3」、「ロッキー4／炎の友情」（85年）に加え、15年公開の「クリード チャンプを継ぐ男」でも回想シーンに登場していた。
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