23/11/16 22:00:22.57 c5nXHKh99.net
円相場が1ドル=152円に迫る円安というなかで、中国人の富裕層が今、日本の高級マンションを購入しているということです。20代前半の中国人女性が、都心の3億円の物件を購入するという現場を取材しました。
■中国では珍しい…高層マンションのバルコニーに上機嫌
都心の高級マンションの内覧に訪れたのは、20代の中国・安徽省出身のキュウさんです。
不動産会社社長:「どうですか、新居の感じは?」
キュウさん:「開放感、半端ないですね。窓大きいし、広いですね」
明治神宮近くの今年完成した高級マンション。駅から徒歩1分の好立地で、開放的な部屋からは「国立競技場」がすぐ近くに望めます。
90平米の部屋には、広々としたリビングや、食洗機も備え付けの使い勝手のいいカウンターキッチン。キュウさんが気に入ったのは、意外にもグリルでした。
キュウさん:「割とデザート作るから。オーブンかトースター使うんで、結構便利だなと思って」
洗面台は2つあり、洗練されたバスルーム。都心の眺めを独り占めできるぜいたくな書斎もあります。
キュウさん:「カーテン開けても良い。日差しも良くて」「(Q.朝、気持ち良さそうですね)すごく、きょうも天気良いし、ちょうど良いかな」
バルコニーに出てみると…。
キュウさん:「すごいな…本当に高い建物なんもない。中国は高いビルになると、バルコニーは開放しちゃいけないというルールがあるみたいで。室外でバルコニーを設置するのが珍しいんです」
高層マンションのバルコニーは中国では珍しく、キュウさんも上機嫌です。
■中国“富裕層2世” 都心タワマンを現金一括で購入
普段、創作活動をして生計を立てているキュウさん。大の日本好きで日本語もペラペラです。
アメリカの大学を卒業し、長年の夢だった日本移住を決意し、今回、自分で住むための家を内覧に来ました。
3LDKのこの部屋の気になる値段は…「2億8000万円くらい」だといいます。
なんと、およそ3億円という値段。20代前半のキュウさんには高額に思えますが…。
キュウさん:「安い方だと思います。北京の中心地辺りの物件は高いです」
実は、北京や上海といった中国の都市部に比べ、日本の不動産は割安だといいます。さらに驚きなのが、支払いはキャッシュで一括です。
キュウさん:「実家で持っている家を売って、ちょうど金額があって、こちらにしました」「(Q.ご両親がちょっと援助してくれた?)はい」
実はキュウさんの両親は、中国の富裕層。ちょっとの援助が「2億8000万円」という。まさに“けた違い”です。
この日、物件を隅々まで見て、気に入ったキュウさんは…。
不動産会社社長:「こちら、ご購入ありがとうございます」
キュウさん:「ありがとうございます」
この物件の購入を決めました。
今、中国では円安の影響もあり日本の不動産が大人気に。キュウさんのように高額物件をキャッシュで購入する“富裕層2世”が増えているといいます。
不動産会社 神居秒算 趙潔社長:「中国と日本のマンションの一番の違いは、管理がちゃんとしてるかしてないか。日本は管理がちゃんとしていて、築古でも結構新しく見える感じ。円安の関係で、人民元を円に換えたら買い得って感じになってる。だいたい去年と比べると、(不動産が)約20~30%は安くなってる」
つづきます