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【新聞に喝!】朝日の「洋上風力」報道に異議あり 経済ジャーナリスト・石井孝明 - 産経ニュース
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2023/10/1 10:00
洋上風力発電事業を巡り、電力関連会社「日本風力開発」(日風開)に有利な国会質問をする見返りに賄賂を受け取ったとして、東京地検特捜部は9月7日、受託収賄容疑で衆院議員の秋本真利氏を逮捕し、このほど同罪で起訴した。
新聞各紙は同氏の逮捕時、「秋本議員逮捕 再エネ汚職 真相究明を」(朝日)といった社説を掲載し、「政治とカネ」を巡る汚職事件の徹底解明を求めた。朝日社説は「再エネ拡大の『切り札』として、洋上風力に力を入れる岸田(文雄)首相にとっても、ひとごとではない」とし、「政策がゆがめられてはいないか、検証して明らかにする」必要性も指摘した。むろん、政治家による再エネ事業の利権化は論外だ。
ただ、これまでの朝日の洋上風力発電に関する記事では、違和感を持たざるを得ない内容もあった。例えば、元編集委員が書いた令和4年2月3日付夕刊の「洋上風力、価格崩壊の衝撃」という見出しの記事だ。3年12月に国が行った洋上風力発電の3カ所の入札で三菱商事連合が(略)
石井孝明
いしい・たかあき 昭和46年、東京都生まれ。慶応義塾大学経済学部卒、時事通信記者などを経てフリーに。経済・環境情報サイト「with ENERGY」を主宰。著書に『京都議定書は実現できるのか』など。
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