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さまざまな悩みを抱える中高生に向け、中学時代に不登校を経験したお笑いタレントの千原ジュニアさんが19日、名古屋市内で講演し、多感な若者にエールを送った。
会場には中高生とその保護者ら約400人が訪れた。千原さんは中学時代、学校生活になじめず不登校になったという。自らの経験を踏まえ、狭い殻の中で悩まず視野を広げ、自分で考える姿勢が大切だとし「あふれる情報をうのみにすることなく、疑うことで（新たな）発見をしてほしい」と呼びかけた。
質疑応答では、将来の夢が思い浮かばないという生徒に「（夢を）目指して山を登る人もいるし、足元を見て歩いていたらたどり着く人もいる。夢を答えられなくてもいい。どこで扉が開くか分からない」とアドバイスした。
講演は名古屋市教育委員会の「なごや子ども応援委員会」発足10年の節目に合わせたもので、学生時代にいじめられた経験を持つお笑い芸人のチャンス大城さんも話した。応援委員会は市内の中学校に常勤のスクールカウンセラーら専門家を配置し、不登校やいじめなどの問題に対応している。【川瀬慎一朗】
毎日新聞 2023/8/20 09:30（最終更新 8/20 09:30） 459文字
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