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毎日新聞 2021/12/7 11:47（最終更新 12/7 12:31） 475文字
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マンダム（大阪市）は7日、商品に含まれる成分により卵アレルギーを持つ子どもに健康被害が起きたとして、卵白由来の「リゾチーム塩酸塩」を含む頭皮ケア4商品計108万本（試供品含む）を自主回収すると発表した。いずれも医薬部外品。
同社によると、2020年3月～21年9月に卵アレルギーによる健康被害報告が3件寄せられた。2～10歳が呼吸困難やじんましん、嘔吐（おうと）などの症状を訴え、1件はアナフィラキシーショックだった。当該商品はいずれもスプレータイプのエアゾール商品。発売当初は卵白由来の表記のみで、被害報告を受け21年2月出荷分からアレルギーを引き起こす可能性があることを商品に追記していた。
同社広報は「健康被害の相談を受け、20年7月から同社ホームページで注意喚起を行い、21年出荷分から商品にも追記したが、表記の強化だけでは対応しきれないと判断した」と説明している。
自主回収する商品は▽マンダム モワトレ薬用デオドラントショット（無香料・シャボン・ひんやりクリアハーブ）▽ルシード薬用頭皮とカラダのデオドラントジェットスプレー。【菅沼舞】