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毎日新聞 2021/9/27 15:28（最終更新 9/27 16:21） 855文字
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帰国した小室圭さん（中央）＝成田空港で2021年9月27日午後3時50分、宮武祐希撮影
秋篠宮家の長女眞子さま（29）と小室圭さん（29）は婚姻届を10月中に提出する方向で準備を進めている。宮内庁は近く日程を発表する。
帰国した小室さんはそのまま新型コロナウイルス対策の待機期間（2週間）に入る。その後、結婚の日程発表や婚姻届の提出、2人の記者会見などを経てともに米国に向かう予定だ。
ある幹部は「ご自身の結婚の日程を考える上で、眞子さまは、他の皇室の重要行事や会見に影響を及ぼさないようにとお考えのはずだ」との見方を示した。【和田武士】
秋篠宮さまが一貫して求めたのは…
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小室圭さんを巡る主な経緯
一般の結納にあたる「納采の儀」や、天皇、皇后両陛下が皇居・宮殿で秋篠宮家の長女眞子さまからお別れのあいさつを受けられる「朝見の儀」など、一連の儀式は今回執り行われない見通しだ。
その場合、戦後初めてのケースとなり、眞子さまは女性皇族として極めて異例のプロセスで皇室を離れることになる。
背景にあるのは、国民の間で結婚に批判的な意見が少なくないことへの秋篠宮さまの配慮だ。
2020年11月の誕生日会見で秋篠宮さまは憲法の「婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立」するとの規定を引き合いに出し、「本人たちがそういう気持ちであれば、親としては尊重すべきものだと考えている」と述べた上で、「結婚を認める」と明言した。
一方、同じ会見で「結婚と婚約は違う」とも発言した。結婚は当事者双方の合意で成立するため、誰も止めることはできない。しかし、婚約の儀式は家の行事であり、儀式を行うかどうかは宮家当主が決めるとの考えを示したものだ。ある関係者は「納采の儀は皇室行事であり、実施するかは秋篠宮さまのお考え一つだ」と解説する。
秋篠宮さまが一貫して求めてきたのは、「金銭トラブル」の解決だった。宮内庁関係者によれば、この問題が解決すれば、納采の儀を執り行う前提となる「多くの人が納得し喜んでくれる状況」に一歩近づくと秋篠宮さまは考えていたという。
しかし、その後も「状況」は好転したとは言えず、納采の儀など一連の行事は取りやめとなった。