医師2人の見解対立した交番襲撃事件 裁判員はどう判断したか [ひよこ★]at EDITORIALPLUS
医師2人の見解対立した交番襲撃事件 裁判員はどう判断したか [ひよこ★] - 暇つぶし2ch1:ひよこ ★
21/09/26 22:36:12.50 lgJSJkZS9.net
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毎日新聞 2021/9/26 21:39(最終更新 9/26 21:39) 1086文字


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大阪地裁=大阪市北区で、曽根田和久撮影
 大阪府吹田市の交番で2019年、警察官が包丁で襲われ拳銃を奪われた事件の裁判員裁判が7~8月に大阪地裁で開かれた。精神疾患の治療中だった被告の刑事責任能力の有無が最大の争点だったが、証言した2人の専門医の見解は真っ向から対立。被告も不可解な証言を繰り返した。有罪か無罪か。難しい選択を迫られた裁判員は公判をどう見ていたのか。
 飯森裕次郎被告(35)は19年6月16日早朝、吹田署千里山交番の駐車場で、男性巡査(当時26歳)の胸や腕を包丁で刺して重傷を負わせ、実弾5発入りの拳銃を奪うなどした強盗殺人未遂などの罪に問われた。

 公判では終始、うなだれているような様子だった飯森被告。襲ったのは「頭の中の知人から指示された」などと説明し、弁護側は心神喪失を理由に無罪を主張した。
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交番襲撃事件の判決公判後の記者会見で感想を述べる裁判員を務めた男性=大阪市内で2021年8月10日、代表撮影
 公判では起訴前と後にそれぞれ精神鑑定した2人の医師の証人尋問が行われた。医師の1人は襲撃前後に飯森被告が臨機応変な行動を取っていると指摘し、犯行には自分の意思が働いていた部分もあったと証言。一方で、もう1人は病気の影響で善悪を判断できない状態だったと訴えた。

 計6回の審理の末に裁判員裁判が出した結論は、懲役12年(求刑・懲役13年)の実刑判決=被告は控訴=だった。判決は被告には限定的に責任能力があったと認めた。
「難しい判断だった」
 「難しい判断だった」。判決後に裁判員や補充裁判員を務めた男女3人が記者会見して公判を振り返った。
 30代男性は「医師2人の意見が食い違うほど捉え方の難しい病気。被告がどこまで本当のことを言っているのか分かりにくい部分もあったが、結局は本人が何をしたかを見失わないように判断した」と話した。

 裁判では医学的な見解も展開されたが、40代男性は、専門的な部分は細かい解説があったため内容が難しいとは感じなかったという。この男性は「2人の医師の主張はどちらも正しいという前提が自分にはあった」としつつ、最終的には「自分の直感を信じた」と素直に語った。
 裁判員制度が始まった09年度から20年度までに大阪地裁(堺支部含む)で選任された裁判員や補充裁判員は計1万1000人を超えた。専門的な知識が必要な裁判では裁判員が理解しやすいよう審理が進められるが、ある検察関係者は「主張の合理性ではなく『説明のわかりやすさ』で判断されないかとの懸念がある」と課題も口にする。

 補充裁判員として参加した40代女性は「双方の主張をどう受け止めたらよいか悩んだが、話し合いの中で自分の考えは間違っていなかったと確信が持てた。見識が広がって貴重な経験になった」と振り返った。【榊原愛実】


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