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2021年08月03日20時39分
「政治献金という趣旨と受け止めていました」。東京地裁で3日午後開かれた初公判で、元農林水産相吉川貴盛被告(70)は、鶏卵業者から500万円を受け取った事実は認めながらも、淡々とした口調で無罪を主張した。
健康問題を理由に議員辞職してから約9カ月ぶりに公の場へ姿を見せた同被告。濃紺のスーツに大柄な体を包み、しっかりとした足取りで法廷に入り、裁判長に一礼した。黙秘権の告知を受けた際は何度もうなずき、罪状認否では用意した書面を読み上げた。
「起訴状に書かれた現金について、(養鶏業界の)事業に有利な取り計らいを受けたいという趣旨だとは受け止めておりませんでした」。落ち着き払った声が廷内に響いた。
一方で、現金を政治資金収支報告書に記載しなかったことは「不徳の致すところで、関係者の皆さまに迷惑を掛けたことを大いに反省しております」と後悔の念も口にした。
検察側の冒頭陳述中は、手元の資料にたびたび書き込みを入れ、休廷が必要か問われると「私は構いません」と続行の意思を示した。弁護側の冒頭陳述では一転、じっと聞き入った。
次回の公判日程を裁判長から説明された際も2度うなずき、退廷時も一礼。約1時間半の公判で疲れた様子は見られなかった。