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2021年06月23日14時19分
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殺害されたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏＝２０１２年５月、ドバイ（ＥＰＡ時事）
【ニューヨーク時事】米紙ニューヨーク・タイムズ（電子版）は２２日、２０１８年に起きたサウジアラビア人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件に関し、サウジ人の実行犯４人が１７年に米国内で民間軍事企業の訓練を受けていたと報じた。訓練は米国務省も承認していた。同紙は、抑圧的な政府との軍事協力関係が悲惨な結果を招く危険性を警告した。
タイムズ紙によれば、４人はサウジで反体制派らの取り締まりに携わっていたが、訓練を承認した米当局者や問題のアーカンソー州の軍事企業幹部がその事実を知っていたという証拠はない。同社は訓練について、「安全な射撃」や「襲撃への反撃」といった防御的内容だったと説明。国務省はオバマ政権時代の１４年に訓練を承認し、少なくともトランプ政権初年の１７年まで続いた。