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2021/6/20 21:30
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通天閣が赤くライトアップされ、人通りがまばらな新世界＝令和３年４月、大阪市浪速区
新型コロナウイルスの感染再拡大を警戒する大阪府は、自粛要請の基準「大阪モデル」で点灯させている赤信号（非常事態）を蔓延（まんえん）防止等重点措置期限の７月１１日まで継続する。現在の基準では今月２１日に黄信号（警戒）に切り替わる可能性があり、１８日の対策本部会議で運用を見直した。
大阪モデルでは赤信号点灯後、確保する重症病床に占める重症者の割合（病床使用率）が７日連続で６０％未満となった場合、黄信号に引き下げるとしている。
病床使用率は１５日から６日連続で６割を下回っており、２０日は４９・１％。しかし府は２度目の緊急事態宣言が解除された３月以降、感染者が急増し、医療が逼迫（ひっぱく）した経験を重視。インド型変異株などによる感染急拡大を懸念し、今月２１日に基準を満たしても「非常事態」を続けるとした。
病床確保計画の改定に伴い、同日以降、病床使用率算出のもとになる確保病床数は現行の２２４床から２５０床に変更する。