ネット消費に熱中する中高年【洞察☆中国】 [ひよこ★]at EDITORIALPLUS
ネット消費に熱中する中高年【洞察☆中国】 [ひよこ★] - 暇つぶし2ch1:ひよこ ★
21/06/20 09:52:10.70 kG2fsJhh9.net
URLリンク(www.jiji.com)
2021年06月20日09時00分
URLリンク(www.jiji.com)
北京の街中を三輪車で走る中国の宅配業者(本文と直接関係はありません)=2017年11月撮影【EPA時事】


 ◆日中福祉プランニング代表・王 青◆
 近年、中国はITイノベーションの最先端国として世界中から大変注目されている。中国のIT技術は新型コロナウイルス禍でさらに力を発揮。自粛生活で外出や買い物がままならぬ状況の中、デリバリーやインターネットショッピングでなくてはならない存在となっている。
 中国では若者に限らず、中高年層もネットショッピングに熱中し、使いこなしている人が急増している。高齢者の健康や消費行動などを研究する専門の調査機関はこのほど、上海などの「一線都市」を中心とした高齢者のネット消費に関する調査を行い、その結果を公開した。一線都市とは社会活動で重要な地位にあり、波及力とけん引力を持った大都市のことを指す。
 調査によると、2020年末現在、ネットで買い物をしている消費者7.82億人のうち、41歳以上の中高年は42%を占めた。その背景には、ネット環境が整備され、中高年もネットと接する機会が多くなり、便利な消費方法を享受しているからだという。
 中高年のネット消費の特徴は以下の四つだ。
 (1)品質、価格、機能を重視
 上海では、54歳以上の人のうち、77.5%は買い物の際、品質にこだわると回答。57.1%は価格を、41.9%は商品の機能をそれぞれ重視するという。
 (2)便利さを重んじる
 若者にありがちな衝動的な消費行動と違って、中高年は目的があっての消費が多い。時間の節約や実店舗での混雑を避けるためにもネットで買い物する。また、一番利用するのがテレビショッピングで、昼間にテレビを見ることが多い高齢者ならではだ。「ピンドゥオドゥオ」と「TikTok(ティックトック)」も活用する。
 (3)忠誠心がある
 中高年はいったんあるブランドを使って気に入ったら、その後も同じブランドを使い続ける傾向が強く、簡単に乗り換えない。企業は、いったん信頼してもらえば固定客になってもらえるので、中高年にふさわしい商品の開発や品質の維持が重要となる。
 (4)理性が働く
 中高年は若者と比べ理性が働き、衝動買いはしない。また、買い物する時は商品に対して総合的に判断し慎重である。一方、簡単に人のまねはしないが、身内や身近な人の意見を聞き、信用する傾向が強い。
 中高年のネット購買傾向は以下の通りだ。
 (1)健康関連商品が好まれる
 年齢を重ねていくにつれ、中高年は自身の身体と心の健康への意識が高まり、健康食品などを購入する。また、大都市の高齢者は経済的に安定しているゆえに、精神的な満足を求める。そのため、旅行や文化活動に関わる消費が増えている。
 (2)国内ブランドを好む
 国内メーカーは、海外企業より自国の中高年を観察・分析しており、商品の開発と販売が有利である。高齢者が海外の商品に詳しくないこともあって、中高年は国内ブランドを好むほか、昔から使い慣れているブランドを選ぶ。
 (3)消費内容は多彩
 中高年がネットで主に買うのは、衣服や食品といった日常用品のほか、健康関連、娯楽関連、家電などと、かなりバラエティーに富む。また、孫のための買い物も大きな割合を占めている。パソコンよりもスマートフォンアプリでの決済にシフトしている。
 調査によると、中高年のネット消費は、学歴が高いほど利用率が高くなる傾向があり、デジタル社会についていこうとする努力が見られる。一方、地方都市や低学歴の中高年は、ほとんどが実店舗のみを利用し、多くがまだスマホを使えない状況にあるという。
 こうしたことを考えると、今後、高齢者にとって使いやすいアプリの開発が急務となる。デジタル化の恩恵を社会全体で共有するにはまだ課題は多い。(5月23日記)
 (時事通信社「金融財政ビジネス」より)
 【筆者紹介】
 王 青(おう・せい) 日中福祉プランニング代表。中国・上海市出身。大阪市立大学経済学部卒業。アジア太平洋トレードセンター(ATC)入社。大阪市、朝日新聞社、ATCの3者で設立した福祉関係の常設展示場「高齢者総合生活提案館 ATCエイジレスセンター」に所属し、 広く福祉に関わる。


レスを読む
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch