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毎日新聞 2021/5/18 15:00(最終更新 5/18 15:00) 有料記事 1515文字
「倒産しました。明日からお店はやりません」。近畿地方に住む女性(30)は2月、2年間勤めたパート先から突然そんな電話を受けた。いきなり職を失ってショックを受け、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で婚約者(35)に「明日からニート」とメッセージを打ち込んだ。あれから3カ月。新しい仕事は、まだ見つからない。【古川幸奈、野口由紀】
「さっき聞いたばかり」店長も動揺
女性は2年前から、全国展開する雑貨店でパート店員として働いていた。倒産を告げる電話は2月上旬、店長からかかってきた。長年、社員として働いてきた店長も動揺した様子で「自分もさっき聞いたばかり。今後の対応とか、詳しいことは言ってあげられない」と電話口で言葉少なに話し、「本当に申し訳ない」と謝罪を繰り返したという。
勤務先の店舗は大型商業施設の中にあった。新型コロナウイルスの感染拡大で1回目の緊急事態宣言が発令された2020年4月以降、売り上げがピーク時の4分の1程度に激減。訪日外国人客が減ったことも影響し、家賃の高い繁華街にある系列店は相次いで閉店していった。
「いつか自分の店もそうなってしまうのか」と覚悟はしていたが、…
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