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毎日新聞 2021/5/18 08:15（最終更新 5/18 08:15） 587文字
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年齢区分別の予約開始時期を案内する市川市のホームページ
新型コロナウイルスワクチン接種の予約殺到を避けるため、千葉県市川市が５歳刻みの年齢区分を設けて受け付け開始時期をずらして設定しながら、インターネットの専用サイトでは年齢区分に関係なく予約できるシステムになっていることが分かった。「不公平」などの声が出ており、市川市議有志が１７日、「接種券の送付時期を年齢ごとに調整すればよかった」などと改善を求める申し入れを村越祐民市長に提出した。
同市は４月下旬までに６５歳以上の高齢者に接種券を送付。市ホームページなどでは「予約の集中を避けるため、年齢区分ごとに予約受付の開始時期をずらしています」と案内している。まずは５月１２日から９０歳以上を対象に受け付けを始め、以降は８５歳以上などと５歳刻みに５日おきに設定した予約受け付け開始日の一覧を表示している。
しかし、専用サイトでは年齢区分をチェックする機能がなく、接種券番号とパスワード（生年月日）を入力すれば予約できる。市によると、自分の年齢区分外の時期に予約した人はいるという。市保健部は「基礎疾患のある人もいるため、システムで制限をかけることはしなかった。今後の対応は検討したい」としている。
一方、同様に５歳刻みの年齢区分で受け付けている船橋市は接種券の発送時期をずらしている。５月６日から８５歳以上への送付を始め、６５～６９歳への送付は６月２１日からとなる。【小林多美子】