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毎日新聞 2021/5/18 08:26（最終更新 5/18 08:26） 608文字
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三重県議会＝津市で、森田采花撮影
三重県議会は１７日、正副議長選の立候補届の受け付けを行った。議長選には第２会派「自民党県議団」の青木謙順氏（６４）＝津市選出、５期、副議長選には旧民進系の最大会派「新政みえ」の稲垣昭義氏（４８）＝四日市市選出、５期＝が届け出た。１８日に投票が行われ、両氏が選出される見込み。
立候補者による所信表明会で、青木氏は議会改革の必要性を強調し、具体的な取り組みとして新型コロナウイルス対策と政治倫理条例の見直しを挙げた。新型コロナ対策では「迅速かつ適切に対応できるよう尽力する。収束後には、議会の対応についても検証する」と述べた。また、所属会派の議員が、伊賀市の男性カップルの住所をブログに公開していた問題にも言及。「『県議の政治倫理に関する条例』の見直しを検討する。特に人権関係については、時代の流れを踏まえつつ、今後、このような事案が発生しないよう議会全体で取り組んでいける体制づくりを検討する」と話した。
県議会の議長任期は、申し合わせで２年となっているが、１７年以降、歴代議長が１年で退任している。青木氏は「まずは１年を全力投球する。１年たった時点で辞表は出す。その上で改めて（立候補するか）相談したい」と語った。
一方、稲垣氏は「さらに議会改革が進展するよう全力を尽くす。新型コロナの影響を受ける中、議会の公聴広報機能のあり方も問われており、ソーシャルメデイアの効果的な活用も考えていく」と述べた。【田中功一】