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毎日新聞 2021/5/4 22:44(最終更新 5/4 23:39) 有料記事 809文字
ゴールデンウイーク(GW)も後半を迎えた4日、全国各地で山岳遭難が相次ぎ、男女計6人が死亡、2人が行方不明となったほか、1人が意識のない状態で見つかった。上空に寒気が流れ込んだ影響で、季節外れの吹雪に見舞われたとみられる。専門家は「天気の変化を見極め、危険を感じたら引き返す勇気を」と指摘する。
長野県警によると、長野、岐阜両県にまたがる北アルプス槍ケ岳(3180メートル)で、男性3人の登山パーティーが3日に遭難し、会社員の田口貴章さん(28)=岐阜県中津川市=ら全員の死亡が4日に確認された。現場は雪が積もり、3日午後は吹雪で視界が悪かった。
群馬県みなかみ町の谷川岳(1977メートル)では、警視庁警察官の小長井健司さん(43)=東京都板橋区=が倒れているのを群馬県警のヘリコプターが発見、死亡が確認された。登山中に滑落したとみられる。同行していた警視庁の女性警察官(52)が見つかっていない。同県警によると捜索時、山は激しく雪が降り、視界不良だった。
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