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毎日新聞 2021/3/5 08:59(最終更新 3/5 08:59) 603文字
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津軽弁の音声収集を呼びかけるフライヤー=弘前大のホームページから
青森県弘前市の弘前大は、人工知能(AI)で津軽弁を標準語に変換する音声システムの開発に向け、インターネットの専用ページで津軽弁の音声データの収集を始めた。AIの言語学習には、20万件程度のデータが必要といい、3月末までに1万件程度のデータを集めることを目標に、協力を呼びかけている。
対象者は津軽地域で津軽弁を日常会話として使っているか、使っていた人で、年齢や性別、現住地は問わない。話す内容は自由で、音声データはレコーダーなどで録音したものをファイル化し、専用ページでアップロードする。現在、スマートフォンなどから直接音声データを提供できるアプリケーションの準備も進めている。同大では、医療現場などで県外の人と津軽弁を話す地元住民の間でうまくコミュニケーションがとれないことがあることに着目し、2017年8月に東北電力と共同でシステムの開発にあたるプロジェクトを開始。昨年8月から理工学部や医学部、社会学部など学部を横断したチームで研究を進める。同11月には、インターネット上で募集した津軽弁の文例などをもとに津軽弁と標準語の「津軽語辞書」を作成した。
プロジェクト代表で同大大学院理工学研究科の今井雅教授は「徐々に使われなくなっている津軽弁のアーカイブとして保存するためにも協力をお願いしたい」と話した。
津軽弁の音声データを登録する専用ページのURLは(http://tgrb.jp)。【平家勇大】